投資コラム
ハイリスクハイリターン投資の基本!おすすめの投資方法やポイントを解説
投資を始めたいと考えている方の中には、ハイリターンを期待できる方法を選びたいと考える方も多いのではないでしょうか。 一口に投資といっても、さまざまな方法があります。その中でもハイリターンを期待できる投資を行う際には、リス […]
投資を始めたいと考えている方の中には、ハイリターンを期待できる方法を選びたいと考える方も多いのではないでしょうか。
一口に投資といっても、さまざまな方法があります。その中でもハイリターンを期待できる投資を行う際には、リスクとリターンの関係を正しく理解しておくことが非常に重要です。
リスクを十分に想定せずに、リターンだけを期待して投資をしてしまうと、大きな損失を招く可能性があります。
そこで今回は、ハイリスク・ハイリターン投資の基本をわかりやすく解説します。さらに、おすすめの投資方法や押さえておきたいポイントについてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
- ハイリスク・ハイリターンのおすすめの投資方法は?
⇒ 暗号資産(仮想通貨)や新興市場の株式(グロース株)、FXなどがおすすめ - ハイリスク・ハイリターン投資で成功するためにはどうしたらいい?
⇒ リスクとリターンを考慮する・分散投資を行うといったことが大切
目次
投資における「リスク」「リターン」とは?
「リスク」という言葉は一般的に「危険なこと」や「避けるべきこと」という意味で使われますが、投資においては「リターンが予測できない、不確実である」という意味で用いられます。
具体的には、想定される不確実な要素の度合いが小さい場合は「リスクが小さい」、反対に不確実な要素の度合いが大きい場合は「リスクが大きい」と表現します。
一方、「リターン」という言葉は、「資産運用によって得られる収益」を指します。
さらに、投資の世界では、リスクとリターンが比例関係にあることが特徴です。
高いリターンを期待できる投資には、それに見合った高いリスクが伴います。
つまり、期待できるリターンが大きいにもかかわらず、リスクが小さい投資方法は存在しないのです。
投資におけるリスク・リターンの関係性と特徴
先述のとおり、投資ではリスクとリターンが比例します。そのため、ハイリターンを狙う投資を行う場合、必然的に想定されるリスクも大きくなります。
投資にはさまざまな方法がありますが、リスクとリターンのバランスを説明する際に、以下の3つの表現が一般的に用いられます。
- ハイリスク・ハイリターン
- ミドルリスク・ミドルリターン
- ローリスク・ローリターン
それぞれ、どのような特徴か詳しく見ていきましょう。
ハイリスク・ハイリターン
ハイリスク・ハイリターンの投資は、期待できるリターンが非常に大きい一方で、想定されるリスクも極めて大きいことが特徴です。
たとえば、投資した資金が短期間で10倍以上に増える可能性がある反面、一瞬で0円になるリスクを伴う投資は、ハイリスク・ハイリターンの典型例と言えます。
さらに、ハイリスク・ハイリターンの投資には、元本が0円になるだけでなく、場合によってはマイナス(追加損失)を抱える可能性があるものも存在します。これらの投資を行う際には、慎重なリスク管理が必要です。
ミドルリスク・ミドルリターン
ミドルリスク・ミドルリターンの投資は、一定のリターンを期待できる一方で、ある程度のリスクを伴う投資を指します。
高いリスクを取る必要がないため、比較的安定したリターンを期待できる点が特徴です。そのため、リスクとリターンのバランスが良い投資方法として、資産運用において選ばれることが多い傾向にあります。
ローリスク・ローリターン
ローリスク・ローリターンの投資方法は、投資した元本が減るリスクが低い一方で、資産運用に時間をかけても大きなリターンは期待できない方法を指します。
たとえば、普通預金はローリスク・ローリターンの代表的な投資方法です。
三菱UFJ銀行の普通預金金利は0.100%であり、100万円を1年間預けた場合の税引き前利息は1,000円です。
このように、普通預金は元本が保証され、リスクが非常に低い反面、得られるリターンも限られていることがわかります。
ハイリスク・ハイリターンのおすすめの投資方法6選
投資におけるリスクとリターンの関係について理解したうえで、短期間で資産を増やしたいなどの理由でハイリスク・ハイリターンの投資がしたいと考える方もいるのではないでしょうか。
投資にはさまざまな方法がありますが、以下の6つの方法は特にハイリスク・ハイリターンの投資として知られています。
- 暗号資産(仮想通貨)
- 新興市場の株式(グロース株)
- FX
- 先物取引
- オプション取引
- 私募ファンド
それぞれの投資方法の特徴について、詳しく見ていきましょう。
暗号資産(仮想通貨)
暗号資産とは、インターネット上でやり取りされる、資産価値のあるデジタル通貨のことです。
円やドルのような紙幣や硬貨が存在する法定通貨とは異なり、暗号資産はデジタルデータであるため実体はありません。しかし、ブロックチェーン技術と呼ばれる高度な暗号技術を用いているため、通貨をコピーすることができません。
代表的な暗号資産であるビットコインは、2011年には1BTC(ビットコイン)が約70円でしたが、2017年には1BTCあたり200万円以上に値上がりしました。
つまり、2011年に約700円で10BTCを購入し、2017年に売却していれば約2,000万円のリターンを得られたわけです。
このように、暗号資産は価値が低い時に購入し、価値が上がったタイミングで売却することでリターンを狙う投資方法です。
ただし、暗号資産の値動きは非常に大きいため、損失リスクも高いことが注意点です。
さらに、暗号資産取引にはレバレッジを効かせることも可能です。
投資におけるレバレッジとは、一定の証拠金を預けることで、手元の資金以上の金額で取引を行える仕組みです。レバレッジを利用すれば、期待できるリターンは大きくなりますが、損失のリスクも増すことになります。
このように、暗号資産はレバレッジを利用するかどうかに関わらず、高いリターンを期待できる一方で、大きなリスクも伴う投資方法であると言えます。
新興市場の株式(グロース株)
株式市場には3つの区分があり、将来成長が見込まれる企業が多く上場している市場を「グロース市場」と言います。
グロース市場は、成長が期待されるスタートアップ企業に資金調達の機会を提供し、その成長を促すことを目的としています。そのため、上場基準が他の市場に比べて緩やかであるのが特徴です。
このため、経営や財政状態が安定していない企業も上場しており、これらの企業に投資することで、大きな値上がり益を期待することができます。
ただし、企業が急成長する一方で、業績不振や財政状態の悪化によって、株価が急落するリスクも存在します。成長とリスクのバランスを慎重に考慮することが重要です。
FX
FX(Foreign Exchange)は、外国為替市場で外貨を売買することで為替差益を狙う投資方法です。
FXでは、2つの通貨を交換して取引するのが基本です。為替市場は常に変動しているため、安いときに買い、高いときに売ることで利益を得ます。
この「安いときに買って高いときに売る」という仕組みは株式取引と似ているように思えますが、FXの特徴は、「円安」や「円高」のどちらの局面でも利益を狙える点です。これは、高く売った通貨を安い価格で買い戻すことができるため、市場の変動に合わせて利益を得ることができるからです。
ただし、FXは価格変動が激しく、値動きを予測しにくいため、リスクも高い傾向にあります。また、暗号資産と同様にレバレッジを効かせた取引が可能ですが、短期間で大きな損失を被るリスクもあるため、慎重な取引が求められます。
先物取引
先物取引とは、将来の期日に、事前に決まった価格で特定の商品を買い取ったり、売却を行う取引のことです。
通常の取引では、取引時の時価で売買を行いますが、先物取引では、取引時に対象となる商品、価格、数量を決定し、期日が来たらその内容で取引を実行します。
先物取引の大きなメリットは、実際に売買を行う前に取引金額が決まっているため、価格変動のリスクを回避できることです。
例えば、取引時に1キロリットルあたり5万円の石油を10キロリットル購入するとしましょう。取引時点では合計金額が50万円となりますが、期日が来て売却時に、店頭価格が1キロリットルあたり7万円に値上がりしていれば、取引価格との差額として20万円の利益が得られます。
逆に、取引時よりも売却時の価格が下がった場合には損失が出るリスクもありますが、先物取引では売りから始めることも可能であり、相場を見極めることができれば利益を得ることもできます。
また、先物取引は、レバレッジを効かせた取引が可能であるため、証拠金に対して数倍〜20倍といった大きな取引ができます。
ただし、短期間で大きなリターンが狙える分、損失リスクも高い点には注意が必要です。
オプション取引
オプション取引では、売り手と買い手が取引を行う期日と金融商品の価格を決定します。
買い手は、「プレミアム」と呼ばれる料金を売り手に支払うことで、あらかじめ決めた期日と価格で金融商品を買い取る権利を得ます。
オプション取引は、先物取引と同様に将来の取引について、期日や価格などを事前に決めておく取引ですが、先物取引と異なり、オプション取引では実際に売買を行うかどうかは買い手の判断に委ねられる点が特徴です。買い手には、あくまで売買の権利が与えられるため、義務ではありません。
オプション取引のメリットは、買い手の立場であれば損失リスクを最小限に抑えることができることです。買い手は支払ったプレミアムを超える損失を負うことはないため、リスクを限定的に抑えつつ、利益のチャンスを得ることができます。
私募ファンド
投資家から資金を募って運用を行う投資方法の中で、資金を募る対象者が限定されているものを私募ファンドと言います。
一方、証券会社や銀行などを通じて手軽に購入できる投資信託は公募ファンドです。私募ファンドは、通常、募集対象人数が50人未満であり、証券会社などを通じて公募されることはありません。
私募ファンドは投資信託と似た仕組みですが、私募形式であるため、目論見書や有価証券報告書の発行義務がなく、運用戦略を自由に立てることができます。
また、投資信託は株価指数に連動した値動きをしますが、私募ファンドでは、市場の株価が下がったときでも利益を追求することが可能です。自由な運用戦略を採ることができるため、株式や債券だけでなく、信用取引なども活用して利益を追求します。
その反面、積極的な運用戦略を取るため、相応のリスクを伴い、ハイリスク・ハイリターンの投資方法となることが一般的です。
ミドルリスク・ミドルリターンのおすすめの投資方法5選
ハイリスク・ハイリターンの投資を検討していたものの、リスクを考慮してミドルリスク・ミドルリターンの投資を選択したいと考える方も多いでしょう。
ここでは、投資初心者でも始めやすいミドルリスク・ミドルリターンの投資方法を5つ紹介します。
不動産クラウドファンディング
不動産クラウドファンディングは、複数の投資家から集めた資金を元手に不動産を購入し、管理・運営を行うことで、家賃収入や売却益を生み出し、利益を投資家に再分配する投資方法です。
不動産の購入や管理・運営は事業者が行うため、投資家は出資後、ファンドの運用期限を迎えるまで待つだけで、手間がかかりません。
また、不動産クラウドファンディングの特徴として、1口1万円などの少額から始められる点があります。従来の不動産投資では、一室・一棟単位で不動産を購入しなければならず、初期費用が高額であることがネックとなっていました。しかし、不動産クラウドファンディングでは、少額からスタートでき、融資を受けるなどのハードルもなく、手軽に投資が可能です。
さらに、不動産クラウドファンディングの多くには**「優先劣後方式」**が導入されており、もしファンドで損失が出ても、決まった割合までは投資家が優先的に元本の償還を受けられるため、損失リスクが抑えられるという特徴もあります。
なお、優先劣後方式については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
参考記事:不動産クラウドファンディングで元本割れは起こる?原因や具体例や解説
不動産投資
不動産投資とは、不動産を購入してオーナーとなり、物件を管理・運用することで利益を得る投資方法です。
不動産投資による利益は、大きく分けてインカムゲイン(家賃収入)とキャピタルゲイン(売却益)の2つの方法で得られます。
不動産投資は、物件を一部屋単位で購入する「区分所有」と、一棟まるごと購入する「一棟所有」に大別されます。いずれの方法でも、初期費用として数百万円〜数千万円が必要となります。
また、不動産投資には空室リスクや家賃滞納リスク、資産価値の減少リスクなど、いくつかのリスクも伴います。
そのため、少額から始められる不動産クラウドファンディングと比較すると、高い利回りが期待できるものの、高額な初期費用と相応のリスクがあることに留意する必要があります。
REIT
REIT(リート)は、「Real Estate Investment Trust」の略で、日本語では「不動産投資信託」と呼ばれています。
REITは、投資家から資金を集めて不動産を購入し、管理・運用して得られた利益を投資家に再分配する仕組みです。
REITの特徴は、一つのファンドに投資することで分散投資が可能という点です。また、証券取引所に上場しているため、株式と同様に流動性の高い取引ができることも魅力のひとつです。
ただし、REITは不動産市場の変動や社会情勢の変化、さらには投資先の不動産が被災した場合などの影響を受けることがあり、そのため分配金が変動する可能性があることも注意点です。
投資信託
投資信託は、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金として、運用のプロであるファンドマネージャーが株式や債券などに投資・運用し、得られた利益を投資家に分配する仕組みです。
投資信託の特徴は、少額から投資可能で、1万円程度から始められます。しかし、購入する金融商品を選ぶことができない点がデメリットです。
また、期待できる平均利回りは3〜11%と幅広いですが、利回りが高い場合にはリスクも増えるため、ファンド選びは慎重に行う必要があります。さらに、株式投資のようなタイムリーな取引には不向きです。
その一方で、投資信託は長期的に保有することで、手間をかけずに資産を増やせる可能性があることが魅力です。例えば、5,000万円のうち2,500万円を元本に、年率3%で10年間運用した場合、最終的には約3,500万円になります。
ETF
ETF(Exchange Traded Funds)は、「上場投資信託」とも呼ばれ、投資信託の一種ですが、いくつかの特徴的な違いがあります。以下に、投資信託とETFの主な違いをまとめました。
投資信託 | ETF | |
上場 | していない | している |
販売会社 | 取扱い証券会社、銀行など | 証券会社 |
取引価格 | 1日1回算出される基準価額 | 市場価格 |
取引可能時間 | 販売会社が決める時間 | 取引所立会時間(リアルタイム) |
発注方法 | 成行/指値はできない | 成行/指値ができる |
購入時手数料 | かからないものが多い | かかる |
信託報酬 | ETFより高い場合が多い | インデックスファンドより安い場合が多い |
最低購入金額 | 100円から | 取引価格×1取引単位通常は1万円~10万円程度 |
分配金の自動再投資 | あり | なし※ |
参考:タマルWeb「投資信託とETFはどう違う?それぞれおすすめの人は?」
ETFと投資信託はさまざまな違いがありますが、なかでも証券取引所に上場しているかどうかが大きな違いであるといえます。
ETFは証券取引所を介して取引を行うことから、株式投資のように流動性の高い取引が可能です。
ローリスク・ローリターンのおすすめの投資方法2選
投資したお金が元本割れするリスクが怖い、リターンは少なくてもいいから、できるだけリスクを抑えて運用したいという方もいるでしょう。
ここでは、ローリスク・ローリターンの投資方法を2つ解説します。
国内債券
国内債券は、安定した収益を期待できる投資方法として初心者にも人気がありますが、いくつかの特徴と注意点があります。
それぞれ説明していきます。
国内債券4つの特徴
1.安定した利子収入
債券を購入すると、発行体(国、地方公共団体、企業)に資金を貸し付ける形になり、一定期間にわたって利子を受け取ることができます。この安定した利子収入が、特に長期的な資産形成に向いています。
2.元本割れのリスクが低い
特に国債などの公共債は信用度が高く、元本割れのリスクが少ないため、比較的低リスクな投資とされています。ただし、経済破綻や信用不安が発生した場合には、元本の損失が生じるリスクがあることを理解しておく必要があります。
3.流動性が高い
多くの国内債券は市場で取引されており、流動性が高いです。したがって、必要に応じて売却しやすいというメリットがあります。
4.金利の影響
債券の利率は一般的に安定していますが、金利が低い環境下では、リターンも低くなる傾向があります。金利が上昇すると既存の債券価格は下落することがありますので、金利動向に敏感であることも意識しましょう。
国内再建3つの注意点
1.リターンの制約
元本割れリスクが低い分、金利が低く、高いリターンを期待することは難しいです。したがって、資産を急激に増やすことを目的とする場合には他の投資手段を検討する必要があります。
2.信用リスク
発行体が経済破綻やデフォルトを起こした場合、投資資金を失うリスクも存在します。特に民間企業が発行する企業債は、企業の経営状態に大きく影響されるため、慎重に選ぶ必要があります。
3.インフレリスク
債券はインフレが進行すると、実質的なリターンが減少する可能性があるため、インフレリスクに注意する必要があります。
預貯金
預貯金は、金融機関にお金を預けて利息を受け取る方法であり、元本保証がされているため、非常に低リスクで安全な投資手段として広く利用されています。
預貯金4つの特徴:
1.元本保証
預貯金は、金融機関が破綻しても預金保険制度により、1金融機関ごとに1,000万円まで元本と利息が保障されます。これにより、預けたお金の安全性が確保されているため、リスクが非常に低いといえます。
2.利息の支払い
預貯金には利息がつきますが、その利率は非常に低いのが一般的です。特に、普通預金は金利が低く、あまりリターンを期待することはできません。定期預金に預けることで、普通預金より高い金利を得られる場合があります。
3.流動性預金と定期性預金
流動性預金(普通預金): 預けたお金を自由に出し入れできるため、急な出費に対応できる利便性がありますが、金利は非常に低いです。
定期性預金(定期預金): 預け入れ期間が決まっており、その期間内はお金を引き出せませんが、その分高い金利が期待できます。預ける期間が長いほど、金利が高くなる傾向があります。
4.低リスク・低リターン
預貯金は元本保証があるため、リスクは非常に低いです。しかし、その反面、利息が低いため、インフレによって実質的な利益が減少する可能性があります。
預貯金の注意点
1.インフレリスク
預貯金の利率は通常、インフレ率より低いため、物価が上がると実質的な購入力が減少することがあります。
2.金利が低い
特に日本の現状では、預貯金の金利はほとんどゼロに近いことが多いため、大きなリターンを期待することはできません。
普通預金金利(円) | 定期預金金利(円) | |
三菱UFJ銀行 | 年0.1% | 年0.125〜0.400% |
三井住友銀行 | 年0.1% | 年0.125~0.300% |
参考:三菱UFJ銀行HP・三井住友銀行HP(2024年12月時点)
金融商品のなかでも安全性が高いですが、金利が低いため効率的に資産を増やすには不向きであるといえるでしょう。
ハイリスク・ハイリターン投資で成功するための押さえておきたい重要ポイント
ハイリスク・ハイリターン投資は、魅力的な利益を狙える反面、資産が大きく減少するリスクも高いため、成功するためにはいくつかの重要なポイントを押さえることが大切です。以下に、そのポイントを解説します。
余剰資金で行う
ハイリスク・ハイリターン投資を成功させるには、余剰資金で行うことが大切です。
まず、生活費や緊急時の資金を確保し、その上で余裕のある資金を投資に回しましょう。
これにより、万が一損失が発生しても、生活への影響を最小限に抑えられます。
さらに、余剰資金で投資を行うことで、冷静な判断がしやすくなり、感情に流されにくくなります。
このようなメリットにより、投資をより効果的に行うことができます。
リスク許容度を把握する
ハイリスク・ハイリターン投資を行う際には、自分自身のリスク許容度を把握することが重要です。
リスク許容度とは、どの程度の損失なら受け入れられるかという自分の許容範囲のことです。これには、投資経験や資産状況、性格などが影響します。
たとえ資産が多い場合でも、損失に対する抵抗感が強ければ、リスク許容度は高くないと言えます。
リスク許容度を無視して過度にリスクを取ると、ストレスが大きくなり、冷静な判断ができなくなる可能性があります。自分に合った投資を行うためにも、リスク許容度をしっかり把握した上で投
リスク管理を徹底する
ハイリスク・ハイリターン投資では、リスク管理を徹底することが重要です。
投資におけるリスクとは、「損失」ではなく「不確実性」のことです。どのようなリスクが考えられるかを把握した上で投資を行うことが大切です。
例えば、株式投資では、企業の経営状態が悪化して株価が下落した場合、一定以上の損失が出たときに売却するというルールを決めておくと、大きな損失を避けることができます。
特にハイリスク・ハイリターンの投資では値動きが激しく、予期しない損失が発生することもあります。常に最悪の事態を想定し、リスク管理を徹底することが成功へのカギとなります。
分散投資を行う
ハイリスク・ハイリターンの投資を行う際、リスクを抑えるためには分散投資が重要です。
分散投資とは、地域や投資方法、投資タイミングなどを分けて、さまざまな投資先に資産を振り分ける手法です。
一極集中型で投資すると、投資先で損失が出た場合に資産全体が大きくマイナスになるリスクが高く、損失の回復に時間がかかることもあります。
しかし、分散投資を行っていれば、万が一損失が出た投資先があっても、利益を上げた他の投資先でその損失を補うことができ、より安定した資産運用が可能になります。
正しい投資知識を身につける
ハイリスク・ハイリターン投資を成功させるためには、正しい投資知識を身につけることが不可欠です。
「他人に勧められたから」や「SNSで儲かっている人を見たから」という理由で投資を始めると、正しい投資判断ができなくなり、損失を受けるリスクが高くなります。
投資は慎重に行い、投資対象や市場についての理解を深めたうえで判断を下すことが重要です。
まずは、基礎的な投資知識や市場の動向を把握し、そのうえで自分に合った投資方法は何かを考えるようにしましょう。
また、実際に投資を始めるときは、投資方法の特徴やメリット・デメリットを理解し、自分自身の判断で投資できるようになることが大切です。
これだけは知っておきたい!ハイリスク投資の疑問
最後に、ハイリスク投資を行うときによくある疑問について見ていきましょう。
1.ハイリスク投資は本当に必要?
ハイリスク投資は、短期間で高いリターンを狙いたい人に向いています。しかし、全ての人に必要なわけではなく、リスクを取る覚悟があるかどうかが重要です。自分の資産運用の目的や目標を明確にし、リスクを取る意義を理解することが大切です。
2.初心者でもハイリスク投資はできる?
初心者でもハイリスク投資を行うことは可能ですが、事前に十分な勉強をすることが重要です。リスク管理や投資対象について理解してから始めることをお勧めします。また、投資金額を抑えて試しながら学ぶ方法もあります。
3.リスク管理はどうすれば良い?
リスク管理にはいくつかの方法があります。例えば、分散投資や損切りラインの設定などです。投資額を過度に大きくしないこと、そして市場や経済の変動に柔軟に対応できるように計画を立てておくことが大切です。
4.ハイリスク投資は必ずしも成功しない?
その通りです。ハイリスク投資には高いリターンを得られる可能性がありますが、同時に損失を被るリスクも伴います。成功するかどうかは市場環境や投資判断に左右されるため、必ずしも成功するわけではありません。
5.どのタイミングで投資を始めるべき?
投資を始めるタイミングは市場の動向に左右されることもありますが、最も重要なのは自分の投資準備が整った時です。経済状況や個人の資産状況を確認し、投資する準備が整った段階で始めることが理想です。
6.ハイリスク・ハイリターン投資で重要なことは?
ハイリスク・ハイリターンの投資では、リスク管理が重要となります。
まずは、自分自身のリスク許容度を把握し、投資先の選定や投資額を決めましょう。リスク許容度に合った投資ができていれば、万が一、損失が出ても冷静な判断が可能となります。
また、一度投資を始めたら終わりではなく、定期的に投資先の状況やポートフォリオを見直し、投資先の再検討を行うようにしてください。
7.投資のリスクを減らすための最適な方法は?
ハイリスク投資でできるだけリスクを減らすには、分散投資を心がけることが大切です。
先に解説したとおり、分散投資とは、地域や投資方法、投資タイミングなどを統一せず、さまざまな投資先に資産を投資する手法のことです。
仮に一つの投資先で大きな損失が出ても、分散投資ができていればほかの投資先で損失をカバーでき、資産全体がマイナスになるのを防げます。
まとめ
今回は、ハイリスクハイリターン投資について解説しました。
投資におけるリスクは「損」ではなく「リターンが予測できない、不確実である」という意味合いで用いられ、リスクが大きい投資は不確実性が高いと言えます。
ただし、リスクの大きい投資は、期待できるリターンも高くなるため、短期間で大きく資産が増える可能性もあります。
ハイリスクハイリターン投資に興味がある方は、今回紹介した暗号資産(仮想通貨)や新興市場の株式(グロース株)、FXなどに挑戦してみるとよいでしょう。
なお、ハイリスクハイリターン投資ではなく、ミドルリスクミドルリターンの投資を始めたい方は「不動産クラウドファンディング」がおすすめです。
不動産クラウドファンディングは、リスクとリターンのバランスがよく、初心者でも始めやすい投資方法だといえます。
なお、不動産クラウドファンディングを始めるなら、首都圏の中古物件に特化したエキスパート集団が管理・運用する「不動産BANK」がおすすめです。利回り6%という比較的高いリターンでありながら、リスクを抑えた投資を実現しています。
ぜひ今回の記事を参考に、不動産クラウドファンディングをはじめとする方法で、1,000万円を1億円に増やす投資方法を検討してみてください。