
株で月1万円稼ぐのは可能?必要資金や方法・注意点を初心者向けに解説 株で毎月1万円でも収入が増えれば、生活費の足しにしたり、将来のための貯蓄に回したり、生活に少しのゆとりが生まれます。 しかし「実際に株で月1万円を稼ぐこ […]
株で月1万円稼ぐのは可能?必要資金や方法・注意点を初心者向けに解説
株で毎月1万円でも収入が増えれば、生活費の足しにしたり、将来のための貯蓄に回したり、生活に少しのゆとりが生まれます。
しかし「実際に株で月1万円を稼ぐことは可能なのか」「どの程度資金が必要なのか」と疑問を持つ方もいるでしょう。
そこで本記事では、株式投資で月1万円を目指すために必要な資金の目安や具体的な方法、注意すべき点について解説します。株式投資以外の選択肢も紹介しているので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
- 必要な資金はいくら?
⇒ 目標利回りによるが、年利5%なら240万円が目安 - 具体的な方法は?
⇒ 配当金、株主優待、値上がり益を狙うのが基本 - 注意すべき点は?
⇒ 余剰資金で投資する、手数料まで確認する、損切りルールを決めるなど
目次
- 株で月1万円稼ぐことは可能?必要な資金額の目安は?
- 【実践編】株式投資で毎月1万円を稼ぐ方法3選
- 方法1:配当金がある銘柄を保有する
- 方法2:株主優待がある銘柄を保有する
- 方法3:値上がり益(キャピタルゲイン)を狙う
- 株で月1万円を目指すうえでの注意点
- 無理のない金額設定・余剰資金で行う
- 利回りだけでなく手数料まで確認する
- 事前に損切りラインを決めておく
- 短期的な投資の結果に一喜一憂しない
- 人の意見に左右されず、自分で調べて判断する
- 投資初心者が株で月1万円を目指す3ステップ
- 1.まずは書籍やYouTube、セミナーなどで基礎を学ぶ
- 2.証券口座を開設する
- 3.少額投資から実践経験を積む
- 株以外で月1万円の収入を目指す選択肢
- 不動産クラウドファンディング
- 投資信託
- ブログアフィリエイト
- まとめ
株で月1万円稼ぐことは可能?必要な資金額の目安は?
結論からお伝えすると、株式投資で月1万円の利益を目指すのは、決して非現実的な目標ではありません。ただ、どの程度元手が必要かは、目標とする「利回り(投資額に対する収益の割合)」によって異なります。
下の表は、利回り別に月1万円(年間12万円)の利益を得るのに必要な資金額の目安です。
利回り(年間) | 必要な資金額(目安) |
1% | 1,200万円 |
3% | 400万円 |
5% | 240万円 |
7% | 約170万円 |
たとえば、年利5%で運用する場合、約240万円の資金があれば月1万円(年間12万円)の利益が見込める計算になります。
まとまった資金を用意するのが大変という場合は、まずは少額から始めて利益を再投資していく方法もあります。まずはご自身の状況に合わせて、目標設定の参考にしてください。
【実践編】株式投資で毎月1万円を稼ぐ方法3選
では、ここからはどのように月1万円の利益を目指していくのか、具体的な方法を見ていきましょう。株式投資で利益を得るアプローチはいくつかありますが、代表的な3つの方法を紹介します。
- 方法1:配当金がある銘柄を保有する
- 方法2:株主優待がある銘柄を保有する
- 方法3:値上がり益(キャピタルゲイン)を狙う
方法1:配当金がある銘柄を保有する
一つ目は、企業が利益の一部を株主に現金で分配する「配当金」を狙う方法です。配当金を出す企業の株を持っているだけで、年に1〜2回ほど定期的に収入を得るチャンスがあります。
株価が大きく上がるような利益は狙いにくいかもしれませんが、日々の株価の変動に一喜一憂せず、比較的安定した収益をコツコツと目指したい方におすすめの方法です。
ただし、企業の業績によっては配当金が減ったり、なくなったりするリスクもある点は覚えておきましょう。
メリット
- 定期的な収入が期待できる
- 比較的安定した収益が見込める
デメリット
- 大きな値上がり益は期待しにくい
- 減配や無配になるリスクがある
方法2:株主優待がある銘柄を保有する
二つ目の方法は、企業が株主に対して自社の商品やサービス・割引券などを提供する「株主優待」を目的とする投資です。
配当金のように現金がもらえるわけではありませんが、食料品や日用品・レストランやレジャー施設の割引券など、実質的な節約につながるのが魅力です。優待品の内容を金額に換算して「月1万円分の価値を得る」という考え方もできます。
優待品を目当てに投資先の企業を選ぶのも、株式投資の楽しみ方の一つです。ただし、優待内容も企業の判断で変更される可能性はあります。
メリット
- 生活費の節約につながる
- 投資の楽しみが増える、企業への愛着が湧く
デメリット
- 現金収入ではない
- 内容変更や廃止のリスクがある
方法3:値上がり益(キャピタルゲイン)を狙う
三つ目は、株式投資の王道ともいえる、株価の値上がりによって利益を得る方法です。「キャピタルゲイン」とも呼ばれます。購入した時よりも株価が高い時に売却すれば、その差額が利益となります。
将来の成長が期待される会社や、今の株価が割安だと考えられる会社の株に投資します。うまくいけば、配当金や優待よりも大きなリターンを得るチャンスがあります。
ただし、予想に反して株価が購入時より下がってしまい、損失を出してしまうリスクも十分に考慮しなければなりません。
メリット
- 大きなリターンを狙える可能性がある
デメリット
- 株価下落により損失を出すリスクがある
- 売買のタイミングを判断するのが難しい
株で月1万円を目指すうえでの注意点
月1万円という目標に向かって投資を続けていくためには、いくつか押さえておきたい注意点があります。せっかく始めた投資で大きな失敗をしないためにも、大切なポイントを確認しておきましょう。
- 無理のない金額設定・余剰資金で行う
- 利回りだけでなく手数料まで確認する
- 事前に損切りラインを決めておく
- 短期的な投資の結果に一喜一憂しない
- 人の意見に左右されず、自分で調べて判断する
無理のない金額設定・余剰資金で行う
まず大前提として、株式投資は必ず余剰資金で行いましょう。余剰資金とは、日々の生活費や近い将来に使う予定のあるお金(たとえば、学費や引っ越し費用など)を除いた「当面使う予定のないお金」のことです。
生活に必要なお金まで投資に回してしまうと、もし株価が下がった場合に生活が苦しくなる恐れがあります。
ご自身の生活に影響が出ない範囲で、無理のない投資金額を決めることが大切です。そうすることで、精神的なゆとりを持って、落ち着いて投資と向き合えますよ。
利回りだけでなく手数料まで確認する
投資を考える際、つい「どれくらい儲かるか(利回り)」に目が行きがちですが、同時に手数料などのコストにも注意を向ける必要があります。株を売買するたびに証券会社へ支払う「売買手数料」がかかりますし、利益が出た場合には税金も納めなければなりません。
こういったコストは、せっかく得た利益を目減りさせる要因となります。特に、少額で頻繁に売買を繰り返すような投資スタイルでは、手数料の負担が大きくなりやすいです。
手数料は証券会社によって異なるため、事前にしっかり比較検討を行い、ご自身の投資スタイルに合ったところを選ぶと良いでしょう
事前に損切りラインを決めておく
株価は常に変動するため、保有している株の価格が下がってしまう場面も当然あります。そんなときに「もう少し待てば回復するかも」「損を確定させたくない」といった感情が働き、売るタイミングを逃して損失が拡大してしまうケースは少なくありません。
感情に流されず冷静に取引するために「損切りライン」を事前に決めておくことが重要です。
たとえば「購入時の価格から株価が5%下がったら売却する」「損失額が資産額の0.1%に達したら売却する」といった具体的なルールを設定します。
ルールに従って売却を実行すれば、感情に流されて判断を誤るのを防ぎ、大きな損失から資産を守る助けになります。
短期的な投資の結果に一喜一憂しない
株価は経済ニュースや企業の発表など、さまざまな要因で日々変動します。そのため、保有している株の価値が一時的に上がったり下がったりすることは避けられません。
しかし、日々の値動きに「今日は儲かった」「損してしまった」と一喜一憂するのは避けましょう。こうした感情の起伏は精神的に疲れるだけでなく、長期的な視点を見失わせ、冷静な投資判断をむずかしくします。
特に「早く損を取り戻したい」という焦りは、普段なら取らないような高いリスクを負う行動につながりかねません。
月1万円という目標を安定して目指すなら、短期的な価格変動に心を動かされすぎず、長期的な視点で考える姿勢が大切です。
人の意見に左右されず、自分で調べて判断する
友人やSNS、ネット記事などで「この銘柄は将来有望だ」「今が絶好の買い場だ」といった情報を耳にする機会があるかもしれません。しかし、そうした他人の意見や噂を鵜呑みにして投資の判断を下すのは避けましょう。
その情報が本当に正しいのか、またご自身の投資方針やリスクの考え方に合っているかは分かりません。安易に他人の意見に乗ってしまうと、思わぬ失敗につながる可能性があります。
投資の判断は、最終的には自己責任です。気になる情報があれば、すぐに飛びつくのではなく、企業の公式発表(IR情報など)や信頼できる情報源を複数確認して、必ずご自身で納得したうえで最終的な投資判断を下す習慣をつけましょう。
投資初心者が株で月1万円を目指す3ステップ
続いては、投資初心者の方がスムーズに株式投資をスタートするための、3つのステップを紹介します。
- まずは書籍やYouTube、セミナーなどで基礎を学ぶ
- 証券口座を開設する
- 少額投資から実践経験を積む
順番に詳しく説明します。
1.まずは書籍やYouTube、セミナーなどで基礎を学ぶ
まずは株式投資の基本的な知識を身につけることから始めましょう。知識がないまま闇雲に投資を始めてしまうと、必要以上にリスクを取ってしまう可能性があります。
今は初心者の方向けに分かりやすく解説された書籍がたくさんあります。たとえば、金融庁が個人投資家に実施した初心者の方向けのおすすめ投資本に関するアンケートでは、次の書籍が人気でした。
- 『お金は寝かせて増やしなさい』水瀬ケンイチ
- 『敗者のゲーム』チャールズ・エリス
- 『ウォール街のランダムウォーカー』バートン・マルキール
- 『投資家が「お金」よりも大切にしていること』藤野英人
- 『全面改訂 ほったらかし投資術』山崎元、水瀬ケンイチ
また、動画で学びたいという方はYouTubeでも手軽に学べます。ただし、発信者によっては特定の商品やサービスを推奨する「ポジショントーク」が含まれる場合もあるため注意が必要です。
すべての情報を鵜呑みにせず、発信者の意図を考えながら、客観的な視点で知識を身につけましょう。
2.証券口座を開設する
次は、実際に株を売買するための「証券口座」を開設します。銀行の預金口座だけでは株の取引はできないため、専用の口座が必要です。
最近ではインターネット上で申し込みが完結する証券会社が多く、スマートフォン一つで手軽に開設できるようになりました。どの証券会社を選ぶかは、取引ツールの使いやすさや手数料の安さなどを比較して決めると良いでしょう。
ネット証券で口座を作る場合は、セキュリティ設定をしっかり行うことが大切です。大手のネット証券でもフィッシング詐欺などにより、不正アクセスされ意図しない取引が行われる被害が実際に発生しています。
口座開設後は、二段階認証やデバイス認証設定などを必ず行い、セキュリティ対策を万全にしておくことをおすすめします。
3.少額投資から実践経験を積む
証券口座が開設できたら、いよいよ実践のステップです。ただし、最初から大きな金額で取引を始めるのはおすすめしません。
まずは、ご自身が決めた余剰資金のなかから、さらに少ない金額、たとえば数万円程度から投資を体験してみましょう。少額であれば、万が一損失が出ても影響は限定的ですし、精神的な負担も軽く済みます。
実際に株を買ってみることで、株価がどのように動くのか、注文はどうすればいいのか、どのような情報が株価に影響を与えるのかといったことを肌で感じられます。本やセミナーで学ぶ知識も大切ですが、実践から得られる経験は何よりの学びとなるはずです。
株以外で月1万円の収入を目指す選択肢
ここまで株式投資で月1万円を目指す方法や注意点を見てきましたが、収入を得る方法は株だけではありません。投資の世界にはさまざまな選択肢がありますし、場合によっては投資以外の方法がご自身に合っている可能性もあります。
視野を広げるためにも、ここでは株以外での選択肢を3つ紹介します。
- 不動産クラウドファンディング
- 投資信託
- ブログアフィリエイト
不動産クラウドファンディング
不動産クラウドファンディングとは、インターネットを通じて多くの人から資金を集め、その資金で不動産に投資を行う手法です。特徴は、プロが選んだ不動産に1万円程度の少額から投資に参加でき、家賃収入や売却益から分配金を受け取れる点にあります。
不動産クラウドファンディングなら投資に不慣れでも参加しやすいうえ、リスクを抑えつつ資産を増やすことが可能です。
投資信託
投資信託は、多くの投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券、不動産など国内外のさまざまな資産に分散投資してくれる金融商品です。
100円や1,000円など少額から購入でき、運用のプロに任せられる点が特徴です。専門知識がなくても、一つの商品で幅広い資産に分散投資する効果が期待できるメリットもあります。
ただし、専門家に運用を任せるため、信託報酬などの手数料がかかります。また、投資信託も元本保証ではなく、市場の変動や運用成績によっては損失が発生する可能性がある点は理解しておく必要があります。
ブログアフィリエイト
ブログアフィリエイトは、ご自身のブログで特定の商品やサービスを紹介し、その記事を通じて商品やサービスが売れると、広告収入が得られる仕組みです。投資とは異なり、副業にあたる選択肢です。
特徴としては、無料ブログなどを利用すれば初期費用をほとんどかけずに始められる点が挙げられます。自分の好きなことや得意な分野をテーマに情報発信できるのもメリットでしょう。
しかし、成果が出るまでに時間がかかるケースが多く、記事作成や集客のためのスキルも必要です。必ず収入が得られる保証はなく、継続的な努力が求められる点がデメリットと言えます。
まとめ
株式投資で月1万円の利益を目指すことは、決して非現実的な目標ではありません。成功のためには「余剰資金で行う」「損切りルールを具体的に決める」などの注意点を守り、リスクとしっかり向き合うことが大切です。
とはいえ、株式投資には日々の値動きに一喜一憂しやすく、銘柄選びや売買タイミングの判断もすべて自分でしなくてはいけません。「もう少し安定的に、運用の手間をかけずに月1万円を目指したい」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
そんな方には、1万円程度の少額から始められ、運用の手間もかからない「不動産クラウドファンディング」がおすすめです。プロが選んだ不動産に投資でき、株価のような日々の大きな値動きを気にせず、比較的安定した分配金収入が期待できます。
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