投資コラム
月5万円を投資で稼ぐ!おすすめの方法や成功のコツ・注意点を解説
ある程度まとまった資金は必要ですが、月5万円を投資で稼ぐことは十分可能です。 本業とは別に月5万円の収入があれば、経済的な余裕ができて「旅行や外食を増やす」「趣味にお金を使う」など、より豊かな生活を送れるようになります。 […]
ある程度まとまった資金は必要ですが、月5万円を投資で稼ぐことは十分可能です。
本業とは別に月5万円の収入があれば、経済的な余裕ができて「旅行や外食を増やす」「趣味にお金を使う」など、より豊かな生活を送れるようになります。
しかし、実際にどうすれば月5万円を稼げるのか、具体的なイメージを持てていない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、月5万円を投資で稼ぐ方法をわかりやすく解説します。
投資を成功させるコツや注意点、やっておくべき事前準備なども紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
- そもそも月5万円を投資で稼ぐことは可能?
⇒ まとまった資金を用意できるなら十分現実的 - 月5万円を投資で稼ぐための方法は?
⇒ 低リスクで始められる不動産クラウドファンディングなどがおすすめ! - 投資を成功させるためのコツは?
⇒ リスク分散を徹底して、長期的な視点で取り組むことが大切
目次
月5万円を投資で稼ぐにはまとまった資金が必要
月5万円・年60万円を投資で稼ぐためには、ある程度まとまった資金が必要です。
たとえば、1,000万円程度の資金を用意できるのであれば、月5万円も十分現実味を帯びてくるでしょう。
以下の表では、年間の利回りを1%・3%・5%・7%と想定し、年間で得られる利益を資金量ごとにまとめています。
1% | 3% | 5% | 7% | |
300万円 | 3万円 | 9万円 | 15万円 | 21万円 |
500万円 | 5万円 | 15万円 | 25万円 | 35万円 |
700万円 | 7万円 | 21万円 | 35万円 | 49万円 |
1,000万円 | 10万円 | 30万円 | 50万円 | 70万円 |
1,200万円 | 12万円 | 36万円 | 60万円 | 84万円 |
1,500万円 | 15万円 | 45万円 | 75万円 | 105万円 |
2,000万円 | 20万円 | 60万円 | 100万円 | 140万円 |
利回りは取り組む方法によっても異なりますが、初心者がまず目指す水準は5%程度です。
5%の利回りが出せるのであれば、1,200万円の資金を用意することで、月5万円・年60万円を達成できます。
ただし、1,000万円以上のお金を用意できないからといって、諦める必要はありません。
投資で得られた利益を再投資していけば、投資額はどんどん増えていくため、いずれ月5万円を無理なく稼げるようになる可能性もあります。
月5万円を投資で稼ぐための方法9選
月5万円を投資で稼ぐための方法は、次のとおりです。
- 不動産クラウドファンディング
- 不動産投資
- 株式投資
- 投資信託
- ETF(上場投資信託)
- REIT(不動産投資信託)
- 債券投資
- 外貨預金
- FX
数ある投資方法のなかから、できるだけ手をかけずに利益を得られる方法をピックアップしています。
本業を持ちつつ、投資で月5万円の不労所得を得たい方は参考にしてみてください。
不動産クラウドファンディング
不動産クラウドファンディングとは、オンライン上で不特定多数の投資家から集めた資金を元手に、事業者が物件の取得・運用をおこなう仕組みのことです。
投資家は、出資額に応じて運用益の一部を受け取れます。
不動産クラウドファンディングでは、物件管理にかかわることをすべて事業者に一任できるので、出資後に投資家がやるべきことはほとんどなく、運用益を随時チェックする程度です。
不動産クラウドファンディングのメリット・デメリットとしては、次のような点が挙げられます。
メリット | デメリット |
・1万円程度の少額出資が可能・価格変動による損失リスクがない・投資家の元本を守る仕組みがある | ・中途解約は基本的に認められない・先着順の人気ファンドには応募が殺到して出資できないことがある |
不動産クラウドファンディングの特徴は、優先劣後方式が採用されている点にあります。
優先劣後方式とは、損失が事業者の出資分から優先的に補填される仕組みです。
つまり、損失が出ても事業者の出資分を超えない限り、投資家が損をすることはありません。
不動産クラウドファンディングサービスは数多くありますが、なかでも不動産BANKが特におすすめです。
不動産BANKでは、資産価値の落ちにくい首都圏の中古物件を扱っており、年6%の高利回りを安定して実現しています。
ただし、人気のファンドは立ち上がってすぐ、応募上限まで達してしまうのが実情です。
気になるファンドが見つかったときに出遅れないように、まずは会員登録だけでも済ませておくと良いかもしれません。
不動産投資
不動産投資とは、土地や建物を取得して他人に貸し出し、賃料を得る投資手法のことです。
物件を売却する際に、購入価格との差益を得ることもできますが、基本的な収入源は家賃収入と考えておきましょう。
不動産投資においては、物件の維持・管理や入居者の募集、家賃徴収などが必要です。
しかし、手数料を支払って不動産会社に委託すれば、大きなトラブルが生じない限り、ほぼ手放しで家賃収入を得ることができます。
不動産投資のメリット・デメリットは、次のとおりです。
メリット | デメリット |
・物件購入時にローンを組める・所得税や相続税などの節税効果が期待できる | ・投資額が大きくなりやすい・空室や災害などのさまざまな損失リスクを抱えることになる |
ほかの投資方法とは異なり、不動産投資ではローンを組めます。
ローンを組んで大きな金額を動かせるようになれば、自己資金が少額でも月5万円を得ることは決して難しくありません。
ただし、借金を背負うことには変わりなく、不動産経営がうまくいかなかった場合には、負債だけが残ってしまう可能性もあります。
不動産投資は、ある程度リスクをともなう投資手法であることに注意しておきましょう。
株式投資
株式投資とは、資金調達のために企業が発行する株式を取引し、利益を得る方法のことです。
株価は常に変動しているため、安く買って高く売れば差益を稼ぐことができます。
また、株式を保有していれば年1~2回程度、配当金を受け取ることも可能です。
株式投資のメリット・デメリットとしては、次のような点が挙げられます。
メリット | デメリット |
・株主優待がある・株主として経営に参画できる | ・銘柄の選定がむずかしい・投資先の企業が倒産するリスクがある |
投資先の銘柄を選定する際には、株主優待の内容もチェックしておくと良いでしょう。
自社商品の割引券や金券などが付与される銘柄を選べば、配当金と変わらない恩恵を受けることができます。
しかし、将来性のない企業の株式を購入しても、株価は下がり、売買差益で大きく損をする可能性が高いです。
そのため、株式投資を始めるのであれば、基礎知識を身につけたうえで、銘柄選定を慎重におこなうことを心がけましょう。
投資信託
投資信託とは、不特定多数の投資家から集めた資金を元手にして、投資のプロが株式や債券などを運用する金融商品のことです。
投資家に対しては、保有量に応じて分配金が付与されます。
投資信託の特徴は、プロが資産運用を担ってくれる点です。
投資家はなにもしなくても分配金を受け取れるため、不労所得を得たい方にはぴったりの方法といえます。
投資信託のメリット・デメリットとしては、次のような点が挙げられます。
メリット | デメリット |
・分散投資がしやすい・100円程度の少額で始められる | ・信託報酬を支払い続ける必要がある・リアルタイムの価格で取引できない |
投資信託の各銘柄は、複数の投資先で構成されているケースが一般的です。
そのため、ひとつの銘柄を購入するだけで、自動的に分散投資ができます。
また、証券会社によっては100円からでも投資信託を購入できるため、これから投資を始める初心者の方には特におすすめです。
ただし、運用をプロに任せるための手数料「信託報酬」が発生する点には注意してください。
信託報酬を保有している限り、保有額の0.5%~2.5%程度を支払い続けなければならないため、できるだけ信託報酬率の低い銘柄を選ぶようにしましょう。
ETF(上場投資信託)
ETFは、証券取引所に上場している投資信託のことです。
日経平均株価やTOPIX指数のような特定の指標との連動を目指して、事業者が運用をおこないます。
基本的な仕組みは通常の投資信託と同じで、投資のプロが資産運用をおこなってくれるため、投資家は不労所得を得ることが可能です。
ETFのメリット・デメリットとしては、次の点が挙げられます。
メリット | デメリット |
・リアルタイムの取引が可能・通常の投資信託よりも取引コストが低い | ・分配金が自動で再投資されない・取引できる銘柄数が少ない |
通常の投資信託とETFの大きな違いは、リアルタイムで取引できるかどうかです。
通常の投資信託はリアルタイムの取引ができず、注文を出したときと実際に取引が確定したときの価格が乖離するリスクがあります。
その点、ETFはリアルタイムで価格変動を確認しながら売買ができるため、想定外の損失を招くおそれがありません。
また、ETFは特定の指数と連動させていくだけなので、事業者が企業調査などにコストをかける必要がなく、結果的に信託報酬も低く設定されています。
REIT(不動産投資信託)
REITは、不動産を投資対象とした投資信託のことです。
通常の投資信託では株式や債券などを中心に取り扱っていますが、REITは不動産に特化している点が大きな特徴といえます。
REITのメリット・デメリットは、次のとおりです。
メリット | デメリット |
・高利回りが期待できる・少ない自己資金でも不動産に投資できる | ・金利変動の影響を受けやすい・現物不動産を所有できるわけではない |
REITが人気の高い投資手法である理由のひとつは、利回りが高くなりやすいためです。
REITには、利益の9割超を分配金として還元した事業者の法人税が非課税になる仕組みがあります。
そのため、投資家に対して利益が積極的に還元され、結果として、利回りも高くなっていくのです。
ただし、REITは不動産を投資対象としていますが、投資家が出資するのはあくまでもファンドに対してであり、不動産の所有権を得られるわけではありません。
つまり、現物不動産投資のような節税効果は得られない点に注意してください。
債券投資
債券投資とは、資金調達のために国や企業が発行する債券を購入し、利息を稼ぐ投資手法のことです。
あらかじめ決められた満期まで債券を保有していれば、購入資金が全額返還され、利息の分だけ得する仕組みになっています。
債券の購入後にやることは基本的にありません。
満期が来るまで保有し続けるだけなので、本業が忙しく、投資に手をかけられない方には特におすすめの方法といえます。
債券投資のメリット・デメリットは、次のとおりです。
メリット | デメリット |
・数ある投資のなかでも安全性が高い・得られる利益を事前に算出できる | ・リスクが低い分リターンも小さい |
債券投資では国が財政破綻したり、企業が倒産したりしない限り、原則として元本は守られます。
その分リターンも小さくなりやすいため、月5万円を得るには大金が必要ですが、着実に資産形成していきたい方はチャレンジしてみるのも良いでしょう。
外貨預金
外貨預金とは、日本円を海外の通貨に換えて預金し、利息を得る方法のことです。
外貨は日本円よりも金利が高い傾向にあります。
そのため、日本円で預金するよりも効率よく利息を得られるわけです。
外貨預金のメリット・デメリットには、次のような点が挙げられます。
メリット | デメリット |
・円預金よりも高金利が狙いやすい | ・為替変動の影響を直接受ける・外貨の預入時と引出時に手数料がかかる |
外貨預金は不労所得の形成手段としても人気のある手法ですが、為替変動の影響を直接受けてしまう点には十分注意してください。
外貨の利息でいくら稼いだとしても、日本円に換金するタイミングで損してしまうと、トータルでマイナスになる可能性があります。
特に高金利の通貨は為替レートの動きも激しくなりやすいため、ハイリスク・ハイリターンになることを覚えておきましょう。
FX
FXとは、世界各国の通貨を取引して利益を狙う投資手法のことです。
「ドル円」「ユーロドル」といった通貨ペアを取引し、売買時の差額が利益になります。
また、通貨ペアを保有している間は、ほぼ毎日スワップポイント(通貨間の金利差)が入ってくる点も特徴のひとつです。
スワップポイントは通貨ペアの保有量に応じて決まるため、多額の資金を投じれば、スワップポイントだけで月5万円を稼ぐことも不可能ではありません。
FXのメリット・デメリットとしては、次のような点が挙げられます。
メリット | デメリット |
・自己資金の25倍まで取引できる・取引コストが低い | ・大きな損失を招きやすい・為替変動の影響を直接受ける |
FXの魅力は、自己資金の25倍までレバレッジを効かせた取引ができることです。
たとえば、自己資金が100万円しかなくても、2,500万円分の通貨ペアを購入できるため、その分、大きなリターンを得られやすくなります。
ただし、レバレッジを利かせすぎると、短期間で自己資金を大幅に減らすリスクもあるため注意が必要です。
リスクとリターンとバランスを調整しながら、資金管理を徹底することがFXで月5万円を得るためのコツといえます。
月5万円を投資で稼ぐために必要な事前準備
月5万円を投資で稼ぐためには、次のような事前準備を済ませておく必要があります。
- 投資に使える余剰資金を洗い出す
- 運用目的とリスク許容度を設定する
- 投資の基礎知識を身につける
事前準備があるかどうかで投資の成果は大きく変わってくるので、一つひとつのステップを確実に踏んでいきましょう。
投資に使える余剰資金を洗い出す
月5万円を投資で稼ぐためには、まず「投資に使える余剰資金を洗い出す」ことが重要です。
余剰資金を超えて投資してしまうと、損失が生じた際に生活が苦しくなるおそれがあります。
そのため、毎月の収入と支出を見直したうえで、次のような費用は別途確保しておくようにしてください。
- 毎月の生活費
- 緊急時に使用する資金
- 子どもの進学費用や住宅購入資金などライフイベントに備えた資金
上記の費用を差し引いたあとに残るお金が、投資に回せる余剰資金です。
金銭的に過度なプレッシャーがかかってしまうと、冷静な投資判断もできなくなります。
無理のない範囲でコツコツと投資を続けることが、月5万円を稼ぐための近道といえます。
運用目的とリスク許容度を設定する
運用目的とリスク許容度を設定することも、月5万円を投資で稼ぐために欠かせないステップのひとつです。
運用目的とリスク許容度によって、選択するべき投資方法は変わってきます。
自分に合わない投資方法を選択しても、思うような運用成果は期待できません。
たとえば、趣味に使えるお金を増やすために投資を始めるのであれば、失敗したとしても人生設計が大きく狂うわけでなないため、リスクを取った方法を選択するのも良いでしょう。
一方、結婚資金を貯めるために投資を始めるのであれば失敗するわけにはいかないので、できるだけ低リスクな方法で、着実に稼いでいくことが望ましいといえます。
また、どのくらいの期間で月5万円を達成したいのかを決めておくことも重要です。
リスク許容度に関しては、いくらまでの損失であれば耐えられるのかをよく検討しておきましょう。
少しの損失にも耐えられる自信がない方は、債券投資や不動産クラウドファンディングのような低リスクな方法がおすすめです。
投資の基礎知識を身につける
月5万円を投資で稼ぐためには、投資の基礎知識を身につけておくことも大切です。
必要最低限の知識があるかどうかで、投資の成果は大きく変わってきます。
具体的には、自分が興味のある金融商品の特性や資金管理の方法を学ぶことから始めましょう。
そして、ある程度知識が増えたころに少額で投資にチャレンジしていけば、理論と実践の両面から理解が深まり、より効率的な運用ができるようになるはずです。
なお、投資を学ぶ方法は書籍やインターネット、セミナーなど多岐にわたりますが、必ずしも正しい情報が得られるとは限りません。
場合によっては詐欺に遭う可能性もあるため、情報の信ぴょう性は慎重に見極めるようにしましょう。
月5万円を投資で安定的・効率的に稼ぐためのコツ
月5万円を投資で安定的・効率的に稼ぐためのコツとしては、主に次の8つが挙げられます。
- まずは少額で始める
- 投資で得られた利益は再投資する
- 投資先を分散させる
- 長期運用を心がける
- リスクとリターンのバランスを調整する
- ポートフォリオを定期的に見直す
- 情報収集を継続する
- NISAを活用する
投資の基本といえるものばかりなので、大切なお金を投じる前に、しっかりとポイントを押さえておきましょう。
まずは少額で始める
投資初心者の方が、月5万円を安定的かつ効率的に稼ぐためには、まず少額で始めることが重要です。
投資を始めたばかりのころは、思うような成果を出せないことも多いですが、そもそもの投資額が小さければ、損失のダメージを最小限に抑えられます。
たとえば、不動産に興味があるのであれば、いきなりローンを組んで現物の不動産投資に手を出すのではなく、REITや不動産クラウドファンディングなどから始めてみるのが良いでしょう。
そして、知識と経験が蓄積されてきたら、月5万円を稼げる程度まで投資額を増やしていくようにしてください。
投資で得られた利益は再投資する
投資で得られた利益は再投資することも、月5万円を安定的かつ効率的に稼ぐためのポイントといえます。
利益を再投資すれば、複利効果によって利益・資産が加速度的に増えていくためです。
たとえば、1,000万円を利回り5%で運用するケースを想定してみましょう。
利益を再投資しない単利運用と、利益を再投資する複利運用では、資産の増え方に次のような違いが生じます。
運用年数 | 単利運用 | 複利運用 |
1年後 | 10,500,000円(+500,000円) | 10,500,000円(+500,000円) |
2年後 | 11,000,000円(+500,000円) | 11,025,000円(+525,000円) |
3年後 | 11,500,000円(+500,000円) | 11,576,250円(+576,250円) |
4年後 | 12,000,000円(+500,000円) | 12,155,063円(+578,813円) |
5年後 | 12,500,000円(+500,000円) | 12,762,816円(+607,753円) |
15年後 | 17,500,000円 | 20,789,282円 |
30年後 | 25,000,000円 | 43,219,424円 |
単利運用では1年間に50万円ずつ増えていく計算となり、いつまでたっても月5万円・年60万円は達成できません。
しかし、複利運用では1年目こそ50万円のプラスにとどまりますが、年数を重ねるごとに利益が増え、5年後には60万円を超えます。
もちろん、その後も複利運用を続ければ、得られる利益はどんどん大きくなるでしょう。
理論上、総資産額は15年後に2倍以上、30年後には4倍以上にまで膨れ上がります。
運用期間が長いほど複利効果は大きくなるため、少額でもいいので、できるだけ早めに着手することが重要です。
投資先を分散させる
安定的かつ効率的に投資で稼ぎたいのであれば、投資先を分散させることも意識しておきましょう。
分散投資には、資産全体の損失を抑える効果があります。
たとえば、1つの商品に集中投資していると、価格が下落した際の下げ幅がそのまま損失になります。
一方で、複数の商品に資産を分けて投資していれば、いずれかで損失が出ても、ほかの投資先の利益でカバーできることがあるのです。
また、取引タイミングを分散することも、リスクヘッジにつながります。
1,000万円分の株式を1回で購入するのではなく、10万円ずつ100回に分けて購入すれば、取引価格が平準化され、高掴み・安値売りのリスクを抑えられるでしょう。
長期運用を心がける
投資に着手する際は、長期運用を心がけましょう。
長期的な視点で投資をおこなうことで、リスクを分散しやすくなるためです。
たとえば、株式や投資信託などは日々価格が変動します。
ときには1日で価格が暴落することもありますが、そのときに焦って手放してしまうと損失が残るだけです。
一方、短期的な価格変動に惑わされず運用し続けていれば、元の水準まで価格が戻り、含み損が消えるケースもあります。
もちろん、投資においては損切することも大切です。
しかし、安定的に月5万円を稼ぐことを目的とするのであれば、長期運用を基本にしておくことをおすすめします。
リスクとリターンのバランスを調整する
月5万円を安定的かつ効率的に投資で稼ぐためには、リスクとリターンのバランスを調整することも重要です。
投資に世界において、リスクとリターンは基本的に比例関係にあります。
たとえば、レバレッジを効かせたFX投資なら、少額の自己資金でも月5万円を達成できる可能性がある一方で、短期間のうちに資産の大半を失ってしまう可能性も否定できません。
債券投資なら資産を減らすことなく安定的に利益を出せるかもしれませんが、潤沢な資金がなければいつまでたっても月5万円は得られないでしょう。
つまり、リスクとリターンのどちらに偏っても、投資はうまくいきません。
リスク許容度を超えない範囲で投資を継続し、目標を達成できるような、リスク・リターンのバランスを見つける必要があります。
ポートフォリオを定期的に見直す
月5万円を安定的・効率的に稼ぎたいのであれば、ポートフォリオを定期的に見直すようにしてください。
ポートフォリオは時間の経過とともに、崩れていくものです。
定期的にリバランスしなければ、自身の運用方針とは異なるポートフォリオが出来上がってしまうおそれがあります。
たとえば、国内株式Aと外国株式Bをそれぞれ500万円分ずつを購入し、1年後にAが700万円に増え、Bが300万円に減ったケースを想定してみましょう。
このときリバランスには2つの方法があり、まずはAを200万円分売却し、Bを200万円分購入することで、AとBを500万円ずつに戻す方法が挙げられます。
もうひとつは、Bを400万円分買い足して700万円にすることで、AとBの割合をもとに戻す方法です。
いずれもAとBが1対1の割合に戻りますが、資金を追加するかどうかが大きく異なるため、資金量に応じて適切な方法を選択するようにしてください。
なお、ポートフォリオの見直しは頻繁におこなう必要はありません。
細かく見直そうとすると手間と時間がかかってしまい、途中で挫折する要因になってしまいます。
そのため、半年に1回、年に1回などあらかじめマイルールを決めて、ポートフォリオを見直すのがおすすめです。
情報収集を継続する
情報収集を継続することも、月5万円を安定的かつ効率的に投資で稼ぐためのコツといえます。
情報を常にアップデートすることで、リスクを最小限に抑えつつ、最適な投資先を選択し、運用できるようになります。
たとえば、経済ニュースや金融市場の動向を日々チェックしておけば、株価の暴落を事前に察知できるかもしれません。
海外の情勢にも目を向けていれば、為替の変動をある程度予測できることもあります。
しかし、情報過多にならないように、信頼できる情報源を選ぶことも重要です。
特にインターネット上には怪しい情報も数多く出回っているため、適切に取捨選択し、どのように活用していくかが成功の鍵となります。
NISAを活用する
投資で資産運用をおこなう際は、NISAを積極的に活用しましょう。
NISAは少額での資産運用を支援するために、国が作った非課税制度です。
通常投資で得た利益から約20%の税金が差し引かれますが、NISA口座を開設して投資をおこなえば、すべて非課税になります。
つまり、これまで100万円の利益が出ても80万円しか受け取れなかったところ、NISAを利用することで100万円をそのまま受け取れるようになるのです。
なお、NISAは年間で投資できる金額や投資対象などに応じて、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類に分かれています。
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
非課税保有期間 | 無期限 | |
非課税保有限度額 | 総枠1,800万円(成長投資枠に限っては1,200万円が上限) | |
投資対象 | 投資信託 | 株式・投資信託など |
少額でコツコツ利益を積み上げていきたい場合は「つみたて投資枠」、さまざまな商品に投資したい場合は「成長投資枠」の利用がおすすめです。
とはいえ、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」は併用もできるため、自身の運用方針に合わせて適切に使い分けるようにしましょう。
月5万円を投資で稼ぐために知っておくべき注意点
月5万円を投資で稼ぐ際には、次の4点に注意しておきましょう。
- 損失が生じることもある
- 会社の就業規則に違反する可能性がある
- 税金が発生する
- 投資詐欺に遭うリスクがある
あらかじめ対策していれば、いずれも大きな問題にはならないはずです。
まずは、余計な心配をせずに投資を続けられる環境を整えることから始めましょう。
損失が生じることもある
まず、月5万円を投資で稼ごうとすると、損失が生じるおそれがあることを理解しておきましょう。
投資においては、損失のリスクがつきものです。
購入した商品の価格が下落し、損失を出してしまうことは決して珍しくありません。
だからこそ、分散投資や長期運用など、できるだけ損失を抑えられるような工夫を講じることが大切です。
また、運用がうまくいかなくても生活に支障が生じることがないように、投資資金には必ず余剰資金を充ててください。
会社の就業規則に違反する可能性がある
会社員が投資を始める場合は、会社の就業規則に違反する可能性がある点にも注意してください。
基本的には、会社員であっても投資すること自体に問題はありません。
しかし、投資の規模などによっては、副業にあたることがあります。
たとえば、不動産投資では、戸建て物件なら5棟以上、アパート・マンションなら10室以上になると事業的規模とみなされ、副業に該当する可能性が高いです。
就業規則に違反すると、減給や降格といった懲戒処分を受けるおそれもあります。
そのため、投資に着手する際には、あらかじめ就業規則を確認しておくようにしてください。
税金が発生する
投資で月5万円を得ると、税金が発生する点にも注意してください。
投資で得た利益は、所得税・住民税の課税対象です。
会社員で年間の利益が20万円を超えた場合は、確定申告をおこない、納税する必要があります。
反対に年間の利益が20万円以下であれば、所得税は課税されず、確定申告も不要です。
市役所などで住民税の申告を済ませておけば、トラブルになる可能性を抑えられます。
なお、自営業者の場合は利益の大きさに関わらず、プラスになった分の税金を支払わなければなりません。
ただし、確定申告の必要性は年収などによっても異なります。
申告・納税漏れが発覚すると、無申告加算税・延滞税などのペナルティが課せられるため、不明点がある場合には最寄りの税務署に問い合わせるようにしてください。
投資詐欺に遭うリスクがある
投資を始める際には、投資詐欺に遭うリスクがある点にも注意しておきましょう。
投資を始めようとする人はお金への関心が高く、詐欺の対象にされやすい傾向があります。
実際、存在しない商品を買わされる、知らない間にマルチ商法に巻き込まれるといった事例は後を絶ちません。
「100%稼げる」「絶対に損しない」などと、都合のいい言葉ばかりを並べているような商品・サービスは基本的に詐欺です。
無駄な支出を増やしてしまうだけなので、絶対に手を出さないでください。
まとめ
月5万円を投資で稼ぐ方法は、株式投資・投資信託・債券投資など多岐にわたります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、運用目的やリスク許容度、資金量などにあわせて、最も自分に適した方法を選ぶことが大切です。
とはいえ、投資初心者の方はまずリスクの低い方法から始め、経験を積んだあとにハイリスク・ハイリターンな方法にチャレンジしてみるのが良いでしょう。
リスクを抑えて投資ができる方法は複数ありますが、なかでも不動産クラウドファンディングがおすすめです。
不動産クラウドファンディングであれば1万円程度から始められるうえ、不動産の運用は事業者が担ってくれるため、知識や経験がなくても安定した利益が期待できます。
不動産クラウドファンディングに興味のある方は、ぜひ不動産BANKの公式サイトをチェックしてみてください。
年6%の高利回りを期待できるファンドが随時立ち上がっています。
オンラインで簡単に会員登録ができるため、ぜひこの機会に月5万円の副収入に向けた第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。