投資コラム
ライフイベントがきっかけで投資を始める人は多い?ライフイベントと投資の関連性を独自調査

ライフイベントがきっかけで投資を始める人は多い?ライフイベントと投資の関連性を独自調査 結婚や出産、住宅購入など、 人生にはさまざまなライフイベントがありますが、お金の使い方や投資への意識にどのような影響を与えるのでしょ […]
ライフイベントがきっかけで投資を始める人は多い?ライフイベントと投資の関連性を独自調査
結婚や出産、住宅購入など、 人生にはさまざまなライフイベントがありますが、お金の使い方や投資への意識にどのような影響を与えるのでしょうか。
「結婚を機に将来のために投資を始めた」という方もいれば「忙しくてそれどころじゃない」という方もいるかもしれません。
今回、不動産BANKを運営する株式会社ファミリーコーポレーションでは「ライフイベントと投資の関連性」について独自アンケート調査を実施しました!
ライフイベントで抱える悩みや投資の目的、そしてライフイベントが投資判断に与える影響など、気になる実態を数字で明らかにしていきます。
調査対象 | 20歳~69歳の男女各500名 |
対象地域 | 全国 |
調査期間 | 2025年2月14日 |
目次
強く影響を与えているライフイベントの1位は結婚・同棲
生活に強く影響を与えているライフイベントについてアンケート調査を実施した結果、最も多かった回答は「結婚・同棲」で、27.9%の方が1位と回答しています。
2位、3位の回答を合わせても、4割以上の方が「結婚・同棲」を挙げており、生活への影響の大きさがうかがえます。「趣味・余暇の活動」(1位16.1%)や「健康の問題」(1位14.6%)も上位に挙がりましたが、「結婚・同棲」と比べるとその差は明らかです。
「結婚・同棲」は、どの年代にとっても重要なライフイベント
「結婚・同棲」を影響の大きいライフイベントとして挙げた方の割合を年代別にみると、20代(1位35.5%、2位11.5%、3位4.0%)が最も高く、次いで30代(1位27.5%、2位16.0%、3位8.5%)でした。
40代になると、1位と答えた方の割合は21.5%に下がるものの、50代は28.0%、60代以上でも27.0%と、一定の割合で「結婚・同棲」がもっとも重要なライフイベントに選ばれています。
年齢を重ねても、結婚や同棲が人生における重要な出来事であることに変わりはないといえるでしょう。
年収にかかわらず「趣味・余暇」は大事! 各年収層で一定の割合
生活に強く影響を与えているライフイベントとして「趣味・余暇の活動」を選んだ方の割合を世帯年収別にみると、特定の年収層に偏ることなく重視されていることがわかります。
一般的には、年収が高いほど趣味や余暇にお金を使えると考えられがちですが、今回の調査では、年収による大きな差はみられませんでした。
年収が比較的低い層でも「趣味・余暇の活動」を大切にしている方が一定数いることがわかります。「趣味・余暇」は、生活の満足度や幸福度を高める上で、年収にかかわらず重要な要素であるといえるでしょう。
ライフイベントの悩み、最多は「金銭的な問題」
結婚や出産、住宅購入、転職など、人生の節目となるライフイベントでは、うれしいことばかりではなく、悩みもつきものです。
ライフイベントで困っていることについて尋ねたところ、最も多くの方が1位に挙げたのは「金銭的な問題」で、44.9%を占めました。次いで多かった「時間が足りないなど、時間的な余裕のなさ」の割合(1位12.9%)と比べてもその差は明らかです。
ライフイベントの種類に関わらず、多くの方が経済的な悩みや不安を抱えていることがわかります。
ライフイベントの金銭問題、20代で最も深刻
ライフイベントで「金銭的な問題」に困っていると回答した方の割合を年代別にみると、20代が58.5%と最も高く、6割近くが「金銭的な問題」を最も困っていることとして挙げています。
30代(50.5%)、40代(49.5%)、50代(44%)でも、約半数の方が「金銭的な問題」を最も困っていることとして挙げており、現役世代の多くが経済的な課題に直面している様子がうかがえます。子育て費用や住宅ローンなど、継続的な支出が家計の負担になっているのかもしれません。
一方、60代以上になると「金銭的な問題」を1位に挙げる方の割合は22%と大幅に減少します。子育てが一段落し、住宅ローンの完済や年金の受給開始など、ライフステージの変化が経済状況を改善する要因になっていると考えられます。
ライフイベントの金銭問題は低年収層ほど深刻、高年収層でも一定数
ライフイベントで「金銭的な問題」に悩んでいると回答した方の割合を、世帯年収別にみると、年収が低い層ほどその割合が高くなる傾向がみられました。
特に、年収100万円未満(51.6%)、100万円~200万円未満(48.1%)、200万円~300万円未満(57.0%)の層では、半数またはそれ以上が「金銭的な問題」を最も困っていることとして挙げています。
一方、年収が高くなるにつれて「金銭的な問題」を挙げる方の割合は減少傾向にあるものの、高年収層でも一定数の方が経済的な悩みを抱えていることがわかりました。
ライフイベントに伴う経済的な負担は、年収にかかわらず、誰にでも起こりうる悩みであるといえそうです。
投資の目的、最多は「老後資金の確保」約4割が回答
投資の目的に関する質問に対して、最も多くの方が1位に挙げたのは「老後資金の確保」で39.9%を占めました。多くの方が、将来の生活を見据えて投資をしている(もしくは投資を検討している)ことがわかります。
次いで多かったのは「購入したい物や目標の貯金額がある」(22.8%)でした。漠然とした貯蓄ではなく、明確な目標達成のために投資を活用したい方も多いようです。
このほか、「住宅・不動産への資金対策」(11.4%)、「教育費・生活費の確保・補完」(10.2%)といった、ライフイベントに備えるための回答も上位に挙がりました。
「老後資金」目的での投資、60代以上で6割超
投資の目的として「老後資金の確保」を挙げた方の割合は、年代とともに増加します。
20代では20.5%ですが、60代以上では62%と半数以上の方が老後資金を目的として投資を実践、または検討していることがわかりました。
60代といえば、定年退職を迎え、年金生活に入る方も多い時期です。「老後資金はもう準備できているのでは?」と思われるかもしれませんが、そうとも限りません。
平均寿命が延び「人生100年時代」といわれる現代では、老後が長期化する傾向にあります。さらに、医療費や介護費など、現役時代には想定していなかった費用がかさむ場合もあります。
そのため、60代以降も老後資金の確保が重要な課題となるのでしょう。
最も関心が高いのは「株式投資」、次いで「投資信託」
投資商品への興味について尋ねたところ「株式投資」と回答した方が29.1%と最も多く、次いで「投資信託」が20%と、この2つが人気を集めていることがわかりました。
一方、「仮想通貨」や「FX」など、価格変動の大きい投資商品への関心は、比較的低い結果となりました。
NISA制度などを通じて、「株式投資」や「投資信託」がより身近な存在になった一方で、「仮想通貨」や「FX」は、リスクが高いと感じる方が多いのかもしれません。
ライフイベントが投資判断に与えた影響は?
ライフイベントが投資判断に与えた影響についての質問では「特に影響はない」と回答した方が48.7%と約半数を占めました。
しかし、残りの回答をみると「ライフイベントがきっかけで投資を始めた」という方が16.2%、「ライフイベントで投資への関心が薄れた、または投資をやめた」という方が15.6%いることがわかりました。
ライフイベントは、投資を始めるきっかけにも、やめるきっかけにもなり得るようです。さらに、投資額の増額・減額や運用方法の見直しなど、影響は人それぞれ。
ライフイベントは、投資判断を考える上で、無視できない要素といえそうです。
ライフイベントに関する調査アンケートまとめ
結婚や同棲、住宅購入、子育てなど、人生の節目となるライフイベントは、生活に大きな影響を与えます。そして、多くの方がライフイベントにおいて「金銭的な問題」に直面していることが、今回の調査で明らかになりました。
また、投資の目的として最も多かったのは「老後資金の確保」であり、特に60代以上でその割合が高いこともわかりました。長寿化が進み「人生100年時代」といわれる現代において、老後資金への関心はますます高まっているようです。
ライフイベントは、投資を始めるきっかけにも、やめるきっかけにもなり得ます。今回の調査結果を参考にご自身のライフプランやライフステージに合わせて、改めて投資について考えてみてはいかがでしょうか。
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