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投資コラム

40代から始める資産形成におすすめの投資7選!ポートフォリオ例も

40代は、将来への不安が募る時期です。「老後の生活費は大丈夫?」「子供たちの教育費はどうしよう」と不安を抱えている方は少なくありません。 実は、40代は資産形成を始めるのに最適な時期です。今からコツコツと積み立てていけば […]

40代は、将来への不安が募る時期です。「老後の生活費は大丈夫?」「子供たちの教育費はどうしよう」と不安を抱えている方は少なくありません。

実は、40代は資産形成を始めるのに最適な時期です。今からコツコツと積み立てていけば、将来への不安を解消でき、より安心した生活を送れるようになるでしょう。

本記事では、40代からの資産形成におすすめの投資方法や、成功のポイントをわかりやすく解説します。

40代から資産形成を始めるべき3つの理由

40代から資産形成を始めるべき3つの理由

仕事や家庭に追われる日々のなかで、つい後回しにされがちなのが「お金のこと」です。しかし、将来の安心のためには40代こそ資産形成を始めるべき時期なのです。

まずは、40代から資産形成を始めるべき理由を3つ解説します。

公的年金だけでは老後の生活費が足りない可能性がある

老後の暮らしを支える柱のひとつである公的年金ですが、人によっては公的年金だけでは老後の生活費が足りない可能性があります。

厚生労働省の令和4年のデータによれば、国民年金の平均受給額は約5.6万円、厚生年金の平均受給額は約14.5万円(国民年金も含む)でした。

また総務省統計局の家計調査によると、65歳以上の夫婦2人暮らしの生活費の平均は月に約23.6万円です。税金や社会保険料、娯楽費なども含めると、月に約27万円は必要になると考えられます。

自営業の方やサラリーマンと専業主婦の世帯などは、公的年金だけでは老後の生活費が足りない可能性が高いです。また少子高齢化の影響により、将来もらえる年金額は現在よりも減る可能性も考えられます。

40代から資産形成を始めれば、公的年金だけに頼ることなく、自分たちの力で老後に備えられます。たとえば、毎月5万円を20年間積み立てて年利5%で運用できれば、約2,000万円の老後資金を準備できます。公的年金だけでは不足する可能性のある生活費を補う大きな助けとなるでしょう。

参考:厚生年金保険・国民年金事業の概況(令和4年度)|厚生労働省家計調査報告 家計収支編2022年(令和4年)平均結果の概要|総務省統計局

預貯金だけでは資産形成に限界がある

銀行に預けておくだけの預貯金は、金利が非常に低く、大きく資産を増やすことは難しいのが現状です。たとえば、年利0.001%で100万円を預けても1年後に増えるのはたった10円です。また、物価が上昇し続けるインフレが進行すると、同じ金額で購入できるモノやサービスが減るため、時間とともにお金の価値が目減りするリスクもあります。

一方、資産形成をしていれば、株式投資や投資信託などを通じて、預貯金よりも高いリターンを期待できます。投資には元本保証がないためリスクも伴いますが、リスクを分散して長期的な視点で取り組めば、堅実な資産形成が可能です。

50代以降は収入が下がる可能性が高い

50代半ばを過ぎると、収入が減少する傾向にあります。会社員の場合、役職定年やグループ会社への転籍や出向などにより、収入が下がるケースは少なくありません。

40代から資産形成を始めれば、50代以降の収入減にも備えられます。時間をかけて資産を築くことで、将来の収入減にも慌てることなく安心して生活を送れるでしょう。

40代は仕事や家庭に忙しい時期ではありますが、資産形成を始めるには早いに越したことはありません。今回ご紹介した3つの理由を参考に、ぜひ資産形成をスタートさせてください。

40代におすすめの資産形成7選

40代におすすめの資産形成7選

続いては、40代におすすめの資産形成を7つ紹介します。それぞれの特徴を理解したうえで、自分に合った方法を選びましょう。

不動産クラウドファンディング

不動産クラウドファンディングは、インターネットを通じて投資家から集めたお金で不動産に投資する手法です。投資家は、出資した金額に応じて運用益の一部を受け取れます。

1口1万円と少額から投資できるため、不動産投資に興味はあるけれど、大きな資金を用意できない場合におすすめです。物件の管理は運営会社に任せられるため、手間をかけずに安定した収入を得られる点も大きな魅力といえます。仕事に家庭に忙しい40代でも挑戦しやすいでしょう。

不動産クラウドファンディングを扱うサービスは多数ありますが、初心者には不動産BANKがおすすめです。想定利回り6%以上の魅力的なファンドが多数ラインナップされており、スマートフォンひとつで口座開設からファンドへの出資、運用状況の確認まで完結できます。まずは登録してみて、ファンド情報をチェックしてみるとよいでしょう。

NISA(少額投資非課税制度)

NISAは、国が推進する税制優遇制度です。通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座を活用すれば運用益を非課税で受け取れます。

NISAは毎月一定の金額を積み立てられる「つみたて投資枠」と、積立と一括投資の両方を選べる「成長投資枠」の2種類があります。年間投資枠は、つみたて投資枠で120万円、成長投資枠で240万円です。併用も可能なため、余剰資金に応じて無理のない金額からスタートしてみましょう。

つみたて投資枠成長投資枠
非課税保有期間無期限化
年間投資枠120万円240万円
投資対象商品投資信託のみ上場株式・投資信託など
非課税保有限度枠(総数)1,800万円※うち成長投資枠は1,200万円
売却可能時期いつでも可能

参考:NISAとは|金融庁

iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCoは、公的年金に上乗せして受け取れる私的年金制度です。自分で掛金を拠出し、運用成果に応じて将来受け取る額が決まる仕組み。商品は、投資信託や保険、定期預金など金融機関が扱う商品のなかから選べます。

掛金は全額所得控除の対象となり、運用益にかかる税金も非課税となるなど、税制優遇が手厚い点が特徴です。掛金は5,000円から始められ、1,000円単位で自由に設定できるため、少しずつでも老後の資金を準備していきたい方におすすめです。

掛金の上限は年齢や職業によって異なるため、自分がいくらまで拠出できるのか確認しておきましょう。

【iDeCoの掛金上限(月額)】

  • 自営業者:6万8,000円
  • 企業年金がない会社員:2万3,000円
  • 企業型DCのみに加入している会社員:2万円
  • 上記以外の会社員・公務員:1万2,000円
  • 専業主婦・主夫など:2万3,000円

なお、iDeCoでは原則60歳まで資産を引き出せません。長期的に資産が固定される点を考慮して掛金を設定する必要があります。

投資信託

投資信託は、知識や経験が乏しい方でも始めやすい資産形成のひとつです。複数の投資家から集めた資金をプロのファンドマネージャーが運用し、投資家は運用成果に応じた分配金を受け取れます。

投資信託のメリットは、運用を専門家に任せられる点です。投資先の選定や運用方針の決定など、難しい判断は必要ありません。またひとつの商品で複数の資産に投資できるため、分散投資が可能な点も魅力です。

一方で、投資信託には信託報酬という運用コストがかかります。ファンドを保有している間は、年率0.5~2.0%程度の手数料を支払い続ける必要があります。長期の運用では、数%の手数料が利益に大きく影響するため、なるべく信託報酬の低い商品を選びましょう。

不動産投資

不動産投資は、マンションやアパートなどの不動産を購入し、賃貸に出して家賃収入を得る投資手法です。不動産の価値が上がっていれば、売却益も得られます。利回りは物件の種類や立地などにもよりますが、5%前後が目安になるでしょう。

不動産投資の魅力は、長期的に安定した収入が見込めることです。家賃相場は下落しにくい傾向にあるため、景気の影響を受けにくい特徴があります。

ただし、物件の購入には数百万~数千万円の初期費用が必要です。融資を利用する場合でも、ある程度の頭金を用意しておく必要があるでしょう。また、空室リスクや金利変動リスク、管理の手間などのデメリットもあるため、十分な知識と覚悟を持って臨む必要があります。

株式投資

株式投資は、企業の株を購入し、値上がり益(キャピタルゲイン)と配当金(インカムゲイン)を狙う投資手法です。企業の業績次第では、株価が数倍から数十倍に急騰することもあり、適切なタイミングで売買できれば、短期間で大きな利益を得られる可能性があります。また、銘柄によっては保有するだけで配当金や株主優待が得られる点もうれしいポイントです。

ただし、株価変動のリスクは高く、損失を被る恐れもあるため、十分な知識と経験、リスク管理が求められます。

なお、株式投資は100株単位での取引が基本です。1株あたりの価格が高い銘柄では、まとまった資金が必要になるため、予算を考慮して銘柄を選びましょう。少額から始めたい場合は、1株から購入できるミニ株・単元未満株を活用するのもおすすめです。

財形貯蓄

元本割れのリスクを負いたくないという方には、元本保証のある財形貯蓄が向いています。

財形貯蓄とは、給与の天引きによって貯蓄できる制度のことです。毎月の給料やボーナスから一定額を積み立てられるため、手間をかけずに貯蓄できます。

財形貯蓄には、一般財形、年金財形、住宅財形の3種類があります。一般財形は結婚資金や旅行費用など用途が自由な貯蓄、年金財形は60歳以降に年金として受け取る貯蓄、住宅財形は住宅の取得や増改築を目的とした貯蓄です。

年金財形と住宅財形を活用すれば、合計550万円までの利子が非課税になるため、効率よく資産形成を進められるでしょう。

ただし、勤め先が制度を導入している必要があり、必ずしも利用できるとは限りません。まずは、勤務先の担当部署に確認してみてください。

40代からの資産形成を成功させる3つのポイント

40代からの資産形成を成功させる3つのポイント

いざ資産形成を始めようと思っても「何をすればいいかわからない」「失敗したらどうしよう」とためらってしまう方も多いのではないでしょうか。

ここからは、40代からの資産形成を成功させるためのポイントを3つ紹介します。

目的と目標金額を明確にする

資産形成を成功させるためには、まず「何のために資産形成をするのか」と「いくら資産を形成したいのか」を明確にしましょう。目的と目標をはっきりさせることで、具体的な計画を立てやすくなり、モチベーションも維持しやすくなるからです。

たとえば「老後資金として65歳までに2,000万円貯める」という目標を設定したとしましょう。現在40歳なら25年の準備期間があるため、年利5%で運用すれば、月々33,585円で達成できます。

金融庁の資産運用シミュレーションを使えば、目標金額に対して毎月いくら積み立てればいいのかや、将来いくらになるのかを簡単に計算できます。資産形成のイメージがしやすくなるため、ぜひ活用してみてください。

資産形成は余剰資金で行う

資産形成をする場合は、必ず余剰資金で行いましょう。生活費を投資に回してしまうと、損失が発生した際に生活が困窮してしまう可能性があります。

とはいえ、40代は教育費や住宅ローンなど出費が多いため、資産形成に回せるお金が少ない方も多いはず。そのようなときは、まず毎月の収入と支出を把握し、無駄な支出がないかを見直しましょう。家計簿アプリなどを使って、使途不明金をなくすことが肝心です。

また固定費の見直しも効果的です。とくに加入したまま見直していない保険は、ニーズに合っていない可能性があります。公的保障との重複を確認して、今のライフスタイルに合っているか見直しを行いましょう。

そのほかには「先取り貯金」を取り入れるのもおすすめです。毎月の収入から一定額を先に確保しておき残りの金額で生活すれば、使い過ぎの防止になり、計画的に余剰資金を準備できます。

長期・分散・積立を意識する

着実に資産形成を進めていくためには「長期・分散・積立」の意識が欠かせません。それぞれのポイントをみていきましょう。

1.長期

資産形成は、10年20年先を見据えた長期的な視点を持って取り組むことが大切です。短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、時間を味方につけて複利効果を最大限に活用しましょう。

2.分散

リスクを分散させるために、さまざまな金融商品に投資しましょう。ひとつの投資先にすべてを投じるのではなく、株式や債券、不動産など、さまざまな資産に分散投資することで、安定的なリターンを目指せます。

3.積立

毎月一定額を淡々と積み上げていけば、買うタイミングを分散できるため、相場の変動に左右されにくくなります。また少額から始められるため、無理のない資産形成が可能です。

この3つのポイントを押さえれば、40代から始める資産形成も決して難しいものではありません。老後の生活を見据え、長期的な視点で分散と積立投資を実践することが大切です。

【初心者向け】40代からの資産形成におすすめのポートフォリオ

【初心者向け】40代からの資産形成におすすめのポートフォリオ

これから投資を始める40代の方には、預貯金と投資信託を組み合わせたシンプルなポートフォリオをおすすめします。

40代におすすめのポートフォリオ例

  • 現金・預貯金:40%
  • 投資信託 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)など:60%

このようにシンプルなポートフォリオであれば、資産の状況を把握しやすく、投資初心者の方でも管理がしやすいです。また投資信託はプロが運用を行うため、投資の経験が少ない方でも資産形成を進めやすいメリットがあります。

投資信託での資産形成に慣れてきたら、債券や不動産など異なる種類の資産を徐々にポートフォリオに加えていくとよいでしょう。異なる種類の資産を組み合わせることで、リスクを抑えながら、安定した資産形成を目指せます。

なかでもおすすめなのが、不動産クラウドファンディングです。不動産クラウドファンディングなら1口1万円で参加できるため、手軽にポートフォリオに不動産を組み込めます。

40代向けのポートフォリオの考え方については、以下の記事で詳しく解説しています。こちらもあわせて参考にしてください。

関連記事:40代からでも遅くない!資産運用のためのポートフォリオの組み方

40代の資産形成に関するよくある質問

40代の資産形成に関するよくある質問

最後に、40代の資産形成に関するよくある質問をまとめました。

40代の平均貯金額は?

金融広報中央委員会が2023年(令和5年)に実施した世論調査によると、40代の平均貯金額は単身世帯で559万円・中央値は47万円、2人以上世帯の平均貯金額は889万・中央値は220万円でした。

平均中央値
単身世帯559万円47万円
2人以上世帯889万円220万円

参考:2023年(令和5年)家計の金融行動に関する世論調査|金融広報中央委員会

なお、平均は全データの合計をデータの個数で割った値、中央値はデータを順番に並べたときに真ん中にくる値を指します。

貯金額の平均と中央値の差が大きい=極端に貯金額の多い一部の人のデータが平均を引き上げていると考えられます。平均に目がいきがちですが、実際には中央値のほうが40代の貯金額をより正確に表しているといえるでしょう。

40代で投資をしている人の割合はどれくらい?

金融広報中央委員会の調査によると、40代の金融資産保有率の割合は、単身世帯で59.6%、2人以上世帯で73.2%でした。

金融資産保有率
単身世帯59.6%
2人以上世帯73.2%

参考:2023年(令和5年)家計の金融行動に関する世論調査|金融広報中央委員会

調査では「将来の備えとしての預貯金」も金融資産にみなしているため、純粋に投資をしている人の割合ではありませんが、ひとつの目安になるでしょう。

まとめ

まとめ

40代は、人生の折り返し地点に差し掛かる時期です。将来に向けて着実に資産を築いていくためには、預貯金だけに頼るのではなく、賢く投資に取り組むことが欠かせません。

投資を始める際は、目的と目標金額を明確にし、余剰資金で運用することを心がけましょう。長期的な視点を持ち、分散投資と積立投資を意識すれば、リスクを抑えつつ、着実なリターンを狙えるでしょう。

なかでも、不動産クラウドファンディングは、少額から不動産投資に参加できる魅力的な選択肢のひとつです。物件の選定や管理は専門家に任せられるため、投資の経験が乏しい方でも、高い利回りを期待できます。

不動産クラウドファンディングに興味がある方は、ぜひ不動産BANKの公式サイトをチェックしてみてください。利回り6%以上の魅力的なファンドが多数ラインナップされています。会員登録から投資、運用状況の確認までスマートフォンで完結できる点もうれしいポイントです。

40代は、老後資金を準備するのに大切な時期です。この機会に資産形成にチャレンジし、将来に向けた資産づくりを始めてみてはいかがでしょうか。

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