投資コラム
投資をこれから始める方必見!投資でハードルになること・投資している人の割合を調査
近年、新NISAが新たにスタートするなど国の後押しもあり、世の中の投資機運は高まりつつあります。 実際、お金を銀行に預けておくだけではほとんど増えないため、将来の資産形成を効率よく進めたいのであれば、投資に踏み切ることが […]
近年、新NISAが新たにスタートするなど国の後押しもあり、世の中の投資機運は高まりつつあります。
実際、お金を銀行に預けておくだけではほとんど増えないため、将来の資産形成を効率よく進めたいのであれば、投資に踏み切ることが重要です。
しかし、投資に興味はあるものの、「お金が増えるどころか損してしまいそう・・・」「投資の実態がわからず、何となくハードルが高く感じる」などのさまざまな疑問から、始めることができない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回、20代以上の男女1,000人に「初めての投資」に関するアンケートを実施しました。
なお、本アンケートは「不動産BANK」の運営会社、株式会社ファミリーコーポレーションが実施したものです。
調査対象 | 20歳~70歳の男女500名ずつ |
対象地域 | 全国 |
調査期間 | 2024年10月04日 ~ 2024年10月05日 |
目次
投資経験があるのは3割程度。約半数は投資に対して後ろ向き
まずは、投資経験に関するアンケート結果です。
投資をしたことがある人の割合は全体の3割ほどであり、「投資をいずれ始めたい」と考えている人は約15%でした。
一方で、投資に興味がないと答えた人は5割以上となっており、世の中の投資意欲はいまだ高い水準には達していないといえるでしょう。
とはいえ、年代・性別・世帯収入や投資経験の有無などによっても投資への見方は変わってくるため、ここからさらに詳しく解説していきます。
30代から投資経験者の割合が一気に増加する
アンケート結果によると、投資経験者の割合は30代から一気に増加しています。
20代では投資経験者の割合は21%にとどまりますが、30代では約35%、40代以降では40%近くまで増加します。
30代に入ると、世帯収入が増えて資産に余裕ができることが、投資を後押しする要因になっているものと考えられます。
世帯収入が高くなるほど投資への意欲は高くなる
世帯収入が高くなるほど、投資への意欲も高くなる傾向にあります。
この表からも分かるように、世帯収入が上がるほど、投資経験者の割合は多くなっています。
たとえば、世帯収入300万円前後だと、投資経験がある人の割合は3割未満にとどまっていますが、世帯収入1,000万円以上からは、投資経験者は5割を超えてきます。
また、世帯収入が上がるほど、投資に対して抵抗を示す人の割合も減っていくようです。
女性よりも男性のほうが投資に対して積極的
また、女性よりも男性のほうが投資に対して積極的であることも、アンケートの結果から明らかになりました。
「投資を既に始めていて、経験がある」と答えた人の割合は、男性が42%に対して、女性は25.8%となっています。
「いずれ始めたいと思っている」人の割合も、女性よりも男性のほうが多いことが分かります。
一方で、投資をしたことがなく「今後もするつもりはない」と回答した人の割合は、男性41.4%に対して女性が59.2%と、大きく上回っています。
学生でもすでに投資経験がある人も15%ほどいる
年代が高くなるほど投資経験者は増える傾向にありますが、学生ですでに投資を始めている人も15%程度はいます。
投資の種類によっては、少ない資金でも十分始められます。
たとえば、投資者から集めたお金をもとに投資の専門家が運用する「投資信託」であれば、100円程度からでも購入することが可能です。
そのため、比較的資金力に乏しいなかで、投資にチャレンジする学生が一定数いるようです。
投資経験者が感じる「投資のむずかしさ・ハードル」は年代によって大きく異なる
次は、投資経験者が感じていた「投資のむずかしさ・ハードル」に関するアンケート結果です。
現在投資をしている人の中でも、「損失のリスクを恐れていた」という人が約38%と最も多く、最初はリスクに対して抵抗を抱きやすいということがわかりました。
年代によっても投資に対するイメージは変わってくるようです。
詳しい分析結果を見ていきましょう。
20代:資金面で苦労する人が多い
次の表は、投資のむずかしさやハードルの初期イメージを年代別にまとめたものです。
20代に注目すると、「投資の初期資金が集まるまで待っていた」と回答している人の割合が33.3%と最多でした。
20代は学生や社会人になって間もない人たちが多く、十分な資産が形成されていない傾向にあるため、資金面が投資のハードルを上げる要因になっていたものと考えられます。
一方で、20代は「投資の専門用語や仕組みが難しいと感じていた」人の割合が極端に低い点も特徴的です。
20代は膨大な情報に早くから触れ、新しいものを積極的に取り入れようとする世代であるため、「投資」という未知の領域に踏み込むことへの抵抗感も薄くなっているのではないでしょうか。
30代:時間的な余裕がないことがネックになりやすい
30代の投資経験者に関しては、「手続きやアカウント開設が面倒・大変だった」と回答している人の割合が40.6%と最も多くなっています。
次に多かったのは「情報収集や手続きなどの時間が確保できなかった」で、36.2%の人が該当しています。
つまり、30代では、時間的な余裕がないことが投資のネックになっていたものと考えられます。
30代になると会社で役職に就いたり、家庭でも子どもができたりするケースも増えるため、投資に十分な時間をかけられない人が多いのも仕方のないことといえるかもしれません。
40代以降:損失のリスクを嫌う傾向がある
40代以降に関しては、「リスクが高いと感じ、損失を恐れていた」と回答した人の割合が最も多くなっています。
実際、年を重ねるほど給与所得で稼げる期間も短くなっていくため、損失を取り返しにくくなります。
また、40代以降になると子どもの進学にあわせて多額の出費が必要になる人も多く、お金に対してはシビアにならざるを得ません。
したがって、40代以降が損失のリスクを嫌うのは、投資判断として自然なことであり、間違った考え方ではないといえます。
投資に対してハードルを感じていた人も、様々なサイトなどで情報を収集し、挑戦しているようです。
こちらの記事では、おすすめの投資情報メディアを特集しています。
ぜひ参考にご覧になってみては?
https://media.fudousan-bank.com/media/866/
投資経験者が投資先に求めるのは「稼ぎやすさ」
次は、「投資経験者が投資に求めているポイント」に関するアンケート結果です。
上の表を回答者の割合が多い順に並べると、次のようになります。
- 年利・利回りの良さ:54.87%
- 信頼性の高さ:36.28%
- 運用の手軽さ:34.22%
- 仕組み・システムのわかりやすさ:30.09%
- 自分の投資スキルとの相性:28.32%
- 元本保証など、リスクの低さ:27.73%
- 投資商品の知名度・情報の多さ:16.22%
- 面白さなど、自分の趣味・趣向とマッチしているかどうか:13.27%
- その他:3.54%
- 社会貢献性:3.24%
年代や性別を問わず、投資経験者は「年利・利回りの良さ」を重視する傾向があります。
年利・利回りは投資成績に直結する要素なので、最も重視されているのも当然のことといえるでしょう。
投資未経験者が投資先に求めるのは「稼ぎやすさ」と「運用の手軽さ」「信頼性の高さ」
次は、「投資未経験者が投資に求めているポイント」に関するアンケート結果です。
上の表を回答者の割合が多い順に並べると、次のようになります。
- 年利・利回りの良さ:54.43%
- 運用の手軽さ:51.27%
- 信頼性の高さ:44.04%
- 元本保証など、リスクの低さ:39.24%
- 仕組み・システムのわかりやすさ:36.71%
- 投資商品の知名度・情報の多さ:23.42%
- 自分の投資スキルとの相性:21.52%
- 面白さなど、自分の趣味・趣向とマッチしているかどうか:14.56%
- 社会貢献性:5.7%
- その他:2.53%
「年利・利回りの良さ」は投資経験の有無に問わず、重視されるポイントであることがわかります。
しかし、投資未経験者と投資経験者では、投資に求めるポイントが異なる点もあります。
たとえば、「運用の手軽さ」に関していうと、投資未経験者では約51%が重視している一方で、投資経験者では約34%にとどまっています。
投資を始める前後では、投資に対する見方が大きく変わるのも事実といえるでしょう。
人気の投資先についてはこちらの記事でも紹介しています。
ぜひ参考にご覧ください。
未経験者にとっての投資のハードルは多岐にわたる
最後に、投資未経験者が投資を前向きに検討するなかで感じている「投資のむずかしさやハードル」に関するアンケート結果です。
回答が複数の項目に分散しており、未経験者にとっての投資のハードルは多岐にわたることがわかります。
未経験者が最もネックに感じているのは「損失のリスク」
未経験者が投資に対して最もネックに感じているのは「損失のリスク」です。
全体の46.2%と、約半数の人が¥投資によって損することをおそれていることが分かります。
メディアなどでも、投資の成功事例だけではなく失敗事例が取り上げられることもあるため、「投資は危険なもの」というイメージを持っている人も少なくないのでしょう。
特に投資未経験者のほとんどは、低リスクでの運用方法やリスクヘッジの方法などを詳しく知らないので、リスク許容度も低い傾向にあるといえます。
投資を始められるだけの準備が整っていない人も多い
投資のむずかしさ・ハードルとして、2番目に回答者の割合が多かったのは「投資の初期資金が集まらない・貯まらない」で41.14%、3番目は「もっと投資知識をつけてから始めたい」で39.87%です。
つまり、資金・知識の面で十分な準備が整っていないため、投資を始めたくても始められないという人が多いようです。
それだけ投資はむずかしく、簡単に手を出せるものではないと捉えられているのではないでしょうか。
投資を一度経験するとハードルは大きく下がる
投資経験者がハードルに感じることと、未経験者がハードルに感じていることには大きな違いがあることが、アンケート結果から分かりました。
たとえば、投資未経験者は初期資金や知識不足から投資にハードルを感じている人が約4割いますが、投資経験者では約2割にとどまっています。
そのほかの項目を見ても、未経験者に比べて経験者は投資することに対して、ハードルをあまり感じなくなっています。
つまり、投資に対するイメージと現実とでは大きなギャップがあり、一度投資を経験すると、ハードルが大きく下がることがわかります。
アンケートまとめ
アンケート結果からも分かるように、投資に対して高いハードルを感じ、消極的になっている人は数多くいます。
しかし、将来に向けたお金の不安を感じているのであれば、投資を積極的に検討するべきです。
正しい知識を身につけて対策していれば、損失のリスクを大幅に下げることもできるため、ぜひ恐れすぎずに、自分に合った投資のやり方でチャレンジしてみましょう。
アンケート結果からわかる投資への期待とハードル
今回実施したアンケート結果によると、多くの人は投資に対して期待を抱きつつも、高いハードルを感じていることがわかります。
- 高利回りを求めて投資を始めた人、始めようとしている人は一定数存在する
- 半数程度は投資に消極的な姿勢を見せている
- 投資に対しては「損失のリスク」を懸念する人が多い
- ・投資未経験者が投資先に求めるのは「稼ぎやすさ」と「運用の手軽さ」
特に未経験者は、投資に興味はあるもののハードルの高さを感じて一歩踏み出せていない傾向があります。
しかし、投資経験者はそれほど投資にハードルやむずかしさを感じていないことも、本アンケート結果で明らかになっています。
そのため、悪いイメージだけで投資を恐れるのではなく、少額からでもいいので、試しにトライしてみることが重要です。
あらかじめ対策しておけば損失のリスクは抑えられる
今回のアンケートでは、投資のむずかしさ・ハードルとして「損失のリスク」を挙げる人が最も多い結果となりました。
確かに、投資には損失のリスクがつきものです。
100%損失を回避しながら、お金を増やすことは不可能といえるでしょう。
しかし、あらかじめ次のような対策をしておけば、損失のリスクは抑えられます。
- 分散投資:複数の投資対象に資産を分ける
- 長期運用:同じ商品を長く持ち続ける
- 少額投資:無理のない金額を投資する
- ポートフォリオのリバランス:資産配分を定期的に見直す
確実に損しないという方法はないため、損失を最小限に抑えることを意識しましょう。
投資先に迷ったときは不動産クラウドファンディングがおすすめ
これから投資を始める場合は、投資先の選定も重要です。
実際に、どの投資先を選ぶかによって、期待できる利回りや損失のリスク、運用のしやすさなどは大きく変わってきます。
もちろんリスクを背負ってハイリターンを目指してみるのもよいですが、投資初心者の場合は、まず低リスクでチャレンジしやすい方法から試してみるようにしましょう。
たとえば、不動産クラウドファンディングであれば、1万円程度の少額投資が可能で、運用も事業者に任せられるため、初心者でも安定して利益を出せる可能性があります。
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