投資のハナシ

資産運用にまつわる情報発信サイト

記事を検索する

閉じる

投資コラム

不動産クラウドファンディングの認知度は約4割!年代別の傾向や投資意欲の実態調査

不動産クラウドファンディングの認知度は約4割!年代別の傾向や投資意欲の実態調査

不動産投資といえば、多額の資金が必要で専門知識も求められるイメージが強いため、遠い存在と感じている人も多いでしょう。しかし近年、少額からの投資が可能な「不動産クラウドファンディング」が注目を集めているのをご存じでしょうか […]

不動産投資といえば、多額の資金が必要で専門知識も求められるイメージが強いため、遠い存在と感じている人も多いでしょう。しかし近年、少額からの投資が可能な「不動産クラウドファンディング」が注目を集めているのをご存じでしょうか。

そこで、不動産BANKを運営する株式会社ファミリーコーポレーションでは、不動産クラウドファンディングを中心に不動産関連の投資商品に対する認知度や投資意欲について18歳から80歳の男女1,000人に調査を行いました。

======================

【不動産関連の投資商品に対する認知度調査】

調査期間:2024年8月5日

調査方法:WEB調査を実施

調査対象:18~80歳の男女

有効回答数:1,000名

======================

世帯資産50万円未満は25.9%。一方3,000万円以上の層は14.3%存在する

世帯資産50万円未満は25.9%。一方3,000万円以上の層は14.3%存在する

世帯資産に関して、もっとも割合が高かったのは「50万円未満」で25.9%でした。次いで「3,000万円以上」の割合が14.3%と高くなっており、資産格差があることがみてとれます。

全体でみると約半数が400万円未満の層に入る結果になりました。

世帯資産は年齢を重ねるにつれて増加する傾向に

世帯資産は年齢を重ねるにつれて増加する傾向に

世帯資産を年代別にみると、3,000万円以上の資産を持つ割合は60代以上でもっとも高く25.5%、次いで50代で12.4%と、年齢を重ねるにつれて世帯資産が増加する傾向がみられます。

一方、50万円未満の割合は20代でもっとも高く32.8%でした。次いで30代は30.7%と若年層では資産形成が進んでいない様子が伺えます。

また、50代以下の年代では、どの年代でも世帯資産50万円未満の層が25%以上いることがわかります。資産が少ない世帯はやはり一定数存在することがわかります。

不動産関連の投資について「知っているものはない」と回答した人が過半数を占める

不動産関連の投資について「知っているものはない」と回答した人が過半数を占める

次に各金融商品に関する認知度について聞いたところ、認知度がもっとも高いのは「不動産投資(賃貸)」で34.3%でした。次いで「クラウドファンディングサービス」が22.4%、「REIT(不動産投資信託)」が18.9%と続きます。

一方で「知っているものはない」の割合が56.9%ともっとも高く、過半数の人が不動産関連の投資についてよく知らないという結果に。

不動産関連の投資市場は、従来の形態から新しい形態へと多様化しつつあるものの、多くの人々にとってはまだなじみの薄い分野であるのかもしれません。

不動産関連の投資に対してとくに関心が高いのは30代

不動産関連の投資に対してとくに関心が高いのは30代

各金融商品に関する認知度を年代別にみると、30代が多くの商品でもっとも高い認知度を示しました。

資金的にも余裕が出てくる30代は、住宅購入や育児など大きなライフイベントも多いため、投資について考える機会がやはり多いのかもしれません。

とくに「クラウドファンディングサービス(30.7%)」と「不動産クラウドファンディング(18.8%)」で突出しており、新しい投資手法を含めて、不動産投資への関心が高いことが伺えます。

世帯資産が多いほど投資に対して認知度が高い傾向

世帯資産が多いほど投資に対して認知度が高い傾向

投資商品の認知度を世帯資産別にみると、世帯資産が増えるにつれて各投資商品への認知度も上昇する傾向にありました。

3,000万円以上の層では「不動産デジタル証券(35.4%)」、「不動産クラウドファンディング(34.7%)」「REIT(30.2%)」と、ほかの資産層と比べてとくに高い認知度を示しています。

不動産クラウドファンディングを知らないと答えた人は59.5%。経験者は全体のわずか6.2%

不動産クラウドファンディングを知らないと答えた人は59.5%。経験者は全体のわずか6.2%

不動産クラウドファンディングの認知度について聞いたところ、59.5%が「この投資商品を知らない」と回答し、認知度の低さが浮き彫りに。一方で 「知っているが、投資していない」人の割合は17.8%でした。

不動産投資クラウドファンディングの経験者は非常に少なく「今投資している」人が4.2%、「過去に投資したことがあるが今は投資していない」人は2%で、合わせてもわずか6.2%にとどまっています。

しかし「今後投資をしてみたい」という人は16.5%と一定の割合を占めており、潜在的な興味関心は高いことが伺えます。

不動産クラウドファンディングの認知度がもっとも低かったのは世帯資産100万円未満

不動産クラウドファンディングの認知度がもっとも低かったのは世帯資産100万円未満

不動産クラウドファンディングの認知度は世帯資産額と相関があり、低資産層ほど認知度が低い傾向がみられました。

また「過去に投資したことがあるが今は投資していない」人の割合は、500万円~1,000万円未満の層に多いのに対して、「今投資している」人が多いのは高資産層で、とくに2,000万円以上の層に集中しています。

2,000万円以上の層で「今投資している」割合が多いのは、高い投資余力がありポートフォリオの多様化を積極的に行っている可能性が考えられます。

3,000万円以上の層は投資経験と認知度の両方が高く、投資情報をより広く集めている人が多いのかもしれません。

不動産クラウドファンディングの投資意欲がとくに高いのは世帯資産200万円未満と800~2,000万円未満の層

不動産クラウドファンディングへの投資意欲も世帯資産額によって異なる傾向がみられました。

「今後投資をしてみたい」と答えた人の割合は、200万円未満と800万円~2,000万円未満の世帯資産層で高い結果に。低資産層は少額から始められる手軽さ、比較的高資産層は新たな投資機会を求めていることが、それぞれ投資意欲につながっていると考えられます。

では、実際に不動産クラウドファンディングを経験した投資家たちはどのような感想をもっているのでしょうか。経験者の感想をいくつか紹介します。

クラウドファンディングの経験者の声

  • 「投資後は管理・運用の手間がかからない」
  • 「不動産という実体があるから安心できる」
  • 「予定より早く元本償還と配当金があった」
  • 「元本割れする可能性がある」
  • 「短期間で大きなリターンは期待できない」など

不動産クラウドファンディングの感想や体験談については次の記事で詳しく紹介しています。気になる方はこちらもあわせてご覧ください。

関連記事:不動産投資クラウドファンディングをやってみた人の体験談!リスクやポイントも解説

不動産クラウドファンディングの魅力はリスク分散と利回りの高さ

不動産クラウドファンディングの魅力はリスク分散と利回りの高さ

不動産クラウドファンディングの投資経験者に魅力を尋ねたところ、「リスク分散ができるから」(38.7%)、「利回りが高いから」(32.3%)、「手軽に不動産投資ができるから」(27.4%)が上位を占めました。分散投資によるリスク軽減や利回りの高さ、専門知識がなくても始めやすい点が評価されているようです。

とくに「利回りが高いから」という点については、不動産クラウドファンディングの一般的な利回りは4〜7%程度と、預貯金や債券といった他の投資商品と比べて高めの水準であることが背景にあると考えられます。

一方、「プロフェッショナルが運用するから」「他の投資と比べて理解しやすいから」といった点は、魅力としてあまり認識されていないことがわかりました。投資家のなかには、不動産クラウドファンディングの仕組みや専門用語に対して、難解なイメージをもっている人もいるかもしれません。

不動産クラウドファンディングを始めない理由は投資リスクの高さ

不動産クラウドファンディングを始めない理由は投資リスクの高さ

不動産クラウドファンディングに投資しない理由としてもっとも多かったのは、「投資リスクが高いと感じるから」で47.2%でした。次いで「投資金額が高いと感じるから」(28.7%)、「信頼できる運営会社が見つからないから」(17.4%)と続きます。

不動産クラウドファンディング未経験者にとって、リスクや投資金額、運営会社への信頼性は大きなハードルとなっているようです。

一方「過去の失敗事例や悪い評判が気になるから」や「情報提供やサポートが不足しているから」といった項目は、比較的懸念が少ないことがわかりました。過去の事例やサポート不足よりも、まずは投資そのものへの不安が先行しているのかもしれません。

次の記事では、不動産クラウドファンディングの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説しています。より理解を深めたいという方はこちらもご覧ください。

関連記事:不動産クラウドファンディングはやめとけといわれる4つの理由を解説

関連記事:不動産クラウドファンディングのおすすめランキング!12社比較で選ぶポイントを解説

アンケートまとめ

今回の調査から、不動産クラウドファンディングは認知度が約4割とまだ低いものの、少額投資やリスク分散といったメリットから、とくに低資産層や新たな投資機会を求める層で投資意欲が高いことが明らかになりました。

一方で、投資未経験者にとってはリスクや投資金額、運営会社への信頼性が投資へのハードルとなっているようです。不動産クラウドファンディングへの投資を検討する際は、以上のポイントを踏まえ、自身のリスク許容度や投資目標に合ったサービスを選ぶと良いでしょう。

アンケート結果からわかる不動産クラウドファンディングの魅力

最後に、今回のアンケート結果からわかった不動産クラウドファンディングの魅力を3つ紹介します。

  • リスク分散がしやすい
  • 高い利回りが期待できる
  • 手軽に不動産投資に参加できる

不動産投資は高額なイメージがあるかもしれませんが、不動産クラウドファンディングでは少額から複数のプロジェクトに投資できるため、リスク分散が可能です。

また、多くの不動産クラウドファンディング経験者が「利回りが高い」点を魅力として挙げています。ほかの投資商品と比較しても高水準の利回りを期待できるため、資産を増やしたい投資家にとって大きな魅力となっています。

さらに「手軽に不動産投資ができる」という点も経験者が魅力を感じているポイントです。オンラインで少額から投資できる不動産クラウドファンディングなら、初心者の方でも手軽に始められます。

不動産クラウドファンディングは、不動産投資に興味はあるけれどハードルが高いと感じている方にぴったりの投資といえます。

始めるなら期待利回り6%の不動産BANKがおすすめ

不動産クラウドファンディングを始めるなら、1口1万円から投資できる「不動産BANK」がおすすめです。「不動産BANK」では、価値の落ちにくい東京圏の中古物件に特化しているため、6%以上の高利回りが目指せます。

人気のファンドはすぐに枠が埋まってしまうこともあるため、無料登録をして随時情報をチェックしてみてくださいね。資産運用で着実な成果を求める方は、この機会に「不動産BANK」を検討してみてはいかがでしょうか。

記事末尾バナー