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不動産投資

不動産投資の成功率は?理由を知って失敗するリスクを減らそう

不動産投資の成功率や高めるポイント、失敗する理由を解説します。不動産投資の成功率を高めたい、失敗するリスクを軽減したい方はぜひ参考にしてください。

不動産投資の成功率は、投資の目的によって異なります。成功率を上げるポイントを押さえながら失敗する要因を避ければ安定した収益を望めるでしょう。

本記事では、以下を解説します。不動産投資の成功率を高めたい、失敗するリスクを軽減したい方はぜひ参考にしてください。

  • 不動産投資の成功率
  • 成功率を上げるポイント
  • 失敗する理由

不動産投資の成功率は?

何を成功と捉えるかによって成功率は変わりますが、不動産投資だけで生活できるのは10%程度といわれています。なお、毎月のキャッシュフローが安定してプラスであることを成功と捉えるなら20~30%、副業の収入を得ることを目的とするなら、50%ほどと考えられます。

不動産投資を成功させるためには、目的を明確に設定することが大切です。

不動産投資の成功とは?

不動産投資する目的はさまざまです。しかし、目的は違っても安定した家賃収入を継続的に得られないことには順調といえないでしょう。

株式投資など他の投資同様、不動産投資も売却で利益を得られます。ところが、株式などと比較すると売却までの期間は長いです。

そのため、所有する不動産の管理と、家賃による収益を確実にすることが重要となります。支出が少ないほど収益を得られやすくなるため、家賃収入を使い込み過ぎないように修繕費などは貯めつつ、ローンを無理のない範囲で計画的に減らすことが大切です。

不動産投資の成功率を上げるポイント 

投資先を自分で判断できる、リスクを減らすといった知識を身につけることが成功への近道です。物件の管理や家賃の集金など賃貸経営はやることが多いため、不動産会社に依頼する人は少なくありません。一部でもプロに依頼するなら、信頼できる不動産会社を選ぶことが大切です。

ここでは、不動産投資の成功率を高めるポイントを解説します。

不動産投資に関する知識を身につける

不動産投資について、不動産会社に分からないことを質問したり、進め方のサポートを得たりする方法もあります。

しかし、自分の目的に合う投資をするためには、すべてを不動産会社に任せきりにしないことも大切です。

不動産会社任せにしないために、おもに以下のポイントを確認しましょう。

  • リスクや経費や必要不可欠なメンテナンスを知る
  • 融資・金利など数字に強くなる
  • 今後価値の上がりそうな不動産を見極められるようになる

不動産購入前にシミュレーションをする 

購入を検討中の物件に入居は見込めるか、返済に困らないようにするにはどれくらいの家賃収入が必要かなど、購入を決める前に考えるべきことは多岐にわたります。

シミュレーションは厳しめに行うことが大切です。甘く見積もると、たとえば大規模修繕が必要になった時に適切な対処ができないといった問題が生じます。

賃貸需要と賃料の他には、ローンの返済計画(返済期間、毎月の返済額など)、賃貸経営にかかる経費、空室が続く場合の対策などもシミュレーションしましょう。

ターゲットを明確にしておく

選ぶべき物件は賃貸のターゲットによって違います。たとえば、一人暮らしの学生とファミリーでは求める部屋が異なるでしょう。

家賃相場やどのような層に人気の街かを調査することで、ターゲットが住みたそうな物件を比較検討できます。

ニーズのある物件か細かくチェックする

不動産の購入には膨大な費用がかかるため、焦って選ぶと危ないです。部屋探ししている人から選ばれる物件を所有するためには、不動産の見方を知る必要があります。 

利便性や人気設備の有無などは、チェックすべき項目です。最寄り駅から近く、周辺に日用品店やスーパー・コンビニ、病院などのある物件は、利便性が高いといえます。また設備に関しては、オートロックの有無、バス・トイレ別か、24時間ゴミ出し可能かなどを確かめましょう。

設備が充実していると家賃は高くなる傾向があるので、賃料によってはターゲットが求めている設備に厳選することが必要です。

なお、事故物件の需要は低い傾向があります。そのほか、嫌悪施設(墓や宗教施設、廃棄物処理場や反社会的勢力の事務所など)の近くも需要が下がりやすいです。

リスクに備える

空室になるリスクに備えることも大切です。競合よりデザイン性が高い、良い設備が取り入れられているといった物件を選べば、空室が短期間で済むかもしれません。

空室が長引く場合は、原因を分析して対策することが大切です。たとえば、物件に問題があるのか、募集戦略が上手く行っていないのかを突き止めて適切な対処をする必要があります。同時に、空室が埋まらない時に入居促進キャンペーンなどを試してみると改善されるかもしれません。

また、災害や建物の経年で必要となるのが修繕です。すぐに実行できるよう修繕費を積み立てておきましょう。火災保険や地震保険に加入しておくと、万が一の時も安心です。

リスクを知り、もしもの時に備えられます。失敗した原因・結果を知っていると、問題が生じた時に自分でどのように軌道修正するか見えてくるはずです。

所有する不動産は少しずつ増やす

投資金額が多いほど大きなリターンを期待できます。そのため、所有する不動産を増やして収益を増やしたいと考える人もいるでしょう。

しかし、賃貸経営を始めたばかりだと融資を受けられないかもしれません。ローンを組む場合、収入などを基に審査が行われます。一気に不動産を購入してしまうと、ローンの残高や収入との兼ね合いで、返済が滞るリスクが高いと判断されて融資が下りないことが考えられるためです。

自己資金を増やせばローンの借入額は少なくて済みます。他方、投資が上手く行かなくなった時、手元にある金額が少ないことで返済が難しくなることが懸念されます。

賃貸需要はいつ・どのように変化するか分かりません。需要の下がりにくい物件を選べるようになり、空室が埋まらない時の改善策を学びいつでも対処できるようになるまでは、投資先を増やさないほうが安心です。

不動産投資で安定した収益を出せるようになれば、融資を受けやすくなります。自己資金も用意しやすくなるでしょう。返済の負担を考慮してローンを組めれば、所有する不動産を増やせるはずです。

膨大なリフォーム費が見込まれる物件を避ける

中古物件は新築より利回りが高い傾向があります。購入価格の安さからも魅力的と思う方は多いでしょう。

ただし、水回りが劣化しているなどリフォーム費用が膨れ上がりそうな物件は注意が必要です。リフォーム内容によっては購入価格と同じくらいの工事費がかかる場合もあります。設備を取り替えたり内装を変更したりすれば、何もしないよりは家賃を高く設定できます。しかし、購入価格と同程度のリフォーム費を回収できるほど高くすることは難しいです。

工事内容・費用と見込める家賃のバランスを考えたうえで購入を検討しましょう。

信頼できる管理会社を選ぶ

不動産投資を成功させるためには、実績のある信頼できる管理会社を選ぶことが大切です。

自分で物件管理をしない場合は、共用部の清掃やメンテナンス、修繕の提案などをしてくれる管理会社選びも成功率を上げるための大切なポイントといえます。

不動産投資や物件に関するデメリットやリスクも説明してくれるかどうかもチェックポイントといえます。

売却のタイミングを逃さない 

不動産を売却したい時と売却に適したタイミングが一致するとは限らないため、売却益だけを目的に投資することはおすすめできません。収益を安定して得ている中で売却価格が購入価格を上回るタイミングがあれば、検討しても良いでしょう。

なお、低金利の時も不動産が売れやすいです。

不動産投資を失敗する理由

失敗する原因を知っておくと、前もって対策を考えることに役立ちます。

全てを不動産会社に任せている

不動産投資に必要な知識を持たずに不動産会社の言う通りにしてしまうと、自身の投資の目的やリスクの許容度に合わないスタイルで投資を進めることになりかねません。

事業者の言うことだけを信じて失敗した時に、軌道修正するためにも知識や情報を身につけることが大切です。

投資先を急拡大してしまった

市場動向などを理解していない状態で不動産を同時期に複数購入すると、ローンの返済が厳しくなるなどのリスクが高まります。投資に慣れてから徐々に増やすほうが賢明です。

リスクを把握して万が一に備えていない

空室をはじめ、不動産投資にはあらゆるリスクが想定されます。リスクを知っていくつか対策を考えておかないと、上手くいっていない時に対処できません。そして、売却益が出ないにもかかわらず不動産を手放さないといけないなど、投資を続けられなくなるかもしれません。

資産に余裕のない状態で始めた

不動産を購入する際、ローンを組む人がほとんどでしょう。資産に余裕がないと自己資金の割合を増やすのは難しく、ローンの負担は大きくなります。

また、早く元を取ろうと、高い利益を期待できる分リスクも高い投資に挑戦し、大きな負債を抱えることになりかねません。

需要の低い物件の購入

氾濫の危険性のある河川の近くなど災害発生の危険性が高いエリアや、周辺に嫌悪施設がある物件はおすすめできません。

悪条件の物件は好条件の物件より安く買えることが多いため、惹かれる人もいるはずです。しかし、住みたいと思う人が少ないことで客付けに苦戦する可能性が高いでしょう。賃貸需要の低さが懸念され、買い手も見つかりにくいことが予想されます。

不動産購入価格が高騰しているタイミングで始めた

不動産購入価格が高いと利回りは低くなります。なお、利回りは「年間家賃収入÷不動産購入価格」と計算します。

新築は不動産価格が高く、年数の経過と共に価値が下落します。売却価格と購入価格との差が大きくなると、想定より売却益を得られない可能性があります。そして、不動産価格が高いと毎月のローン返済額の負担が増えやすくなります。ローンの返済が困難で、不動産を手放さざるを得なくなるケースもあるでしょう。

利回りの高い物件への投資

利回りの高い物件への投資も、失敗の要因となります。

新築と比べて中古物件は購入価格が安くて利回りは高い傾向があります。家賃を安く設定しても空室が埋まりにくい事例は少なくありません。そして、投資を始めてすぐに大規模修繕が必要となると、当分収益を得ることが難しくなるでしょう。負債ばかり増えて収入を得られないおそれもあるため注意が必要です。

ローンにかかる金利が高い

金利の高いローンは審査が緩い傾向があります。審査が緩いと融資を受けられる可能性は高まるので、投資を始めたばかりの人には特に魅力的でしょう。しかし、金利が高いということは、返済額が増えるということです。

返済の負担が大きいと、空室が埋まらず家賃収入を得られない、大規模修繕のタイミングと重なったなどの時に収益の改善を難しくします。

少額投資で手堅く投資するなら不動産クラウドファンディングがおすすめ

賃貸経営を専業にして成功するハードルは高いですが、副業でやりたい人ならポイントを押さえれば自分にもできそうと思ったのではないでしょうか。

ただし、不動産投資の目的が違っても、リスクを抑えたやり方をしないと失敗してしまいます。

リスクを減らしながら不動産投資するなら、不動産クラウドファンディングがおすすめです。

不動産クラウドファンディングは複数のお客様の出資金で物件を購入する仕組みのため、少額投資できます。利回りが比較的高く、運用の手間が少ないことも特徴です。

不動産BANKは利回りが高いといわれる中古物件を扱います。賃貸需要の高い首都圏に物件が集中しているので、空室リスクも考慮した物件への投資が可能です。

まとめ 

何を成功と捉えるかで異なりますが、不動産投資だけで生計を立てられるのは10%程度といわれています。

知識不足、賃貸需要の見込めない物件の購入、リスクを考慮した計画を立てていないなどはよくある失敗例です。ターゲットにニーズのある物件を選び、あらゆるリスクに備えた慎重な計画が成功の可能性を高めるでしょう。

不動産クラウドファンディングなら投資初心者の方も始めやすいです。賃貸需要の高い首都圏にあって利回り6%を見込める不動産BANKをチェックしてみてください。

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