100万円の資産運用でおすすめの投資方法を紹介します。利回り・運用年数別のシミュレーションなども紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
資産を効率的に増やしていくために欠かすことのできない資産運用。100万円程度を元手に資産運用を始めたいと考えているものの、どのような投資方法があるのか、どの程度の利益を期待できるのかなど、さまざまな疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、100万円の資産運用でおすすめの投資方法を紹介します。利回り・運用年数別のシミュレーションなども紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
※ 本サイトでは、資産運用についての記事を複数掲載しております。
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目次
100万円の資産運用におすすめの方法【元本保証】
はじめに、元本保証のある運用方法を2つ紹介します。どうしてもリスクを取りたくない人は、ぜひ参考にしてみてください。
貯蓄型保険商品
元本保証のある金融商品のひとつが、貯蓄型保険商品です。貯蓄型保険とは、払込期間が満了したときに満期保険金、解約時に解約返戻金が受け取れる保険のこと。もしものときに補償を受けられるだけでなく、貯蓄もできる点が大きなメリットです。
貯蓄型保険商品では、原則として元本を下回ることはありません。ただし、満期を迎える前に解約すると、元本割れする可能性があるので注意してください。また、掛け捨て型保険と比較すると、保険料も割高に設定されています。
代表的な貯蓄型保険商品には、終身保険・学資保険・養老保険・個人年金保険などがあげられるでしょう。満期保険金や解約返戻金の有無は、商品によっても異なるので、事前に確認しておくことが大切です。
個人向け国債
どうしても元本割れを避けたい人は、個人向け国債を運用するのも選択肢のひとつです。個人向け国債とは、国が資金調達のために発行している債券のこと。半年ごとに利子を受け取れるほか、償還日を迎えると元本が満額返還されます。
個人向け国債は購入から1年経過すれば、満期前の解約も可能です。中途解約した場合でも、元本は満額受け取れます。
個人向け国債として発行されているのは、固定金利型と変動金利型の2種類です。固定金利型なら、購入時点で運用結果がわかります。変動金利型であれば、より高い金利で運用できるかもしれません。なお、どちらにしても最低金利が補償されているため、資産がまったく増えないという事態は避けられます。
なお、個人向け国債は、1万円から購入可能です。銀行や証券会社などでも取り扱いがあり、インターネット上の手続きで気軽に手に入ります。
100万円の資産運用におすすめの方法【バランス重視】
次に、リスクとリターンのバランスがとれた運用方法を紹介します。元本保証のある運用方法ではリターンに満足できない人や、資産運用で高いリスクを背負いたくない人は要チェックです。
不動産クラウドファンディング
100万円を運用する際は、不動産クラウドファンディングがおすすめです。不動産クラウドファンディングとは、オンライン上で投資家から集めたお金で、事業者が不動産の購入・運用を行う方法のこと。投資家は出資額に応じて、運用利益の一部を受け取ることが可能です。
不動産クラウドファンディングは1万円程度から出資できるので、100万円あれば十分始められます。不動産の管理も事業者に任せられるので、出資後にやるべきことはほとんどなく、分配金を受け取り、運用成績をチェックする程度です。
不動産クラウドファンディングを扱うサービスは多数ありますが、初心者は不動産BANKの利用を検討してみてください。想定利回り6%以上の魅力的なファンドが、多数ラインナップされています。口座の開設やファンドへの出資、運用状況の確認などがすべてスマートフォンひとつで完結するので、誰でも気軽に始められるはずです。
不動産投資
100万円の資金を運用する際は、不動産投資も選択肢に入ります。不動産投資とは、物件を購入して貸し出すことで、賃料を得る方法のことです。主な収入源となる家賃は値下がりしにくい特徴があるため、長期的に安定した利益を得られます。
不動産投資の投資対象は、一棟マンション・区分マンション・戸建など多岐にわたります。期待できる利回りは何に投資するかによって異なりますが、5%程度を目安に考えておきましょう。
不動産投資は物件の管理がネックですが、手数料を支払えば不動産会社に委託できます。収益性は下がるものの、オーナー側の負担を抑えられるうえ、専門家に任せたほうが入居者の満足度も高まるでしょう。
ただし、不動産投資を始めるためには、数百万~数千万円の初期費用を用意しなければなりません。手持ちの資金が100万円の場合は、基本的にローンを組む必要があるので、初心者に取ってはハードルが高く感じられるかもしれません。
投資信託
比較的バランスのとれた運用方法のひとつが、投資信託です。投資信託とは、投資家から集めた資金を元手に、投資のプロが株式や債券などを運用する金融商品のこと。投資家には保有額に応じて分配金が支払われるほか、売却時の価格が購入時よりも上がっていれば差額を得られます。
投資信託のメリットは、運用をプロに一任できることでしょう。個人では買いにくい商品なども含めて、専門知識を有する事業者が最善の方法で運用してくれます。銘柄選びさえ慎重に行えば、あとは自動的に入ってくる分配金を受け取るだけです。
投資信託で期待できる利回りは、4%程度と考えておくとよいでしょう。証券会社によっては100円からでも購入できるため、比較的低リスクで始められる点もメリットです。
ただし、投資信託ではプロに運用を任せるための手数料がかかります。信託報酬と呼ばれる手数料で、商品を保有している間は、保有額の0.5~2.0%を支払い続けなければなりません。信託報酬率は商品によって異なるので、できるだけ低いものを選ぶことが効率よく利益を増やすポイントです。
外貨預金
100万円の資金がある場合は、外貨預金で運用することも検討しましょう。外貨預金とは、日本円を米ドルやユーロなどの外貨に替えて預金する方法のこと。日本よりも金利の高い通貨で預金すれば、効率的に利息を稼ぐことが可能です。
金利設定は、通貨の種類や金融機関によって異なります。例えば、米ドルを定期預金で運用すれば年利5%程度、ユーロなら3%程度は期待できるでしょう。トルコリラなどの高金利であれば、10%以上も十分狙えます。
ただし、外貨預金では金利を得られても、為替レートの変動によって結果的に損する可能性がある点には注意してください。
例えば、150円を1ドルに変えて預金したとしましょう。その後、1ドルの価値が140円まで下落した場合、日本円に戻したときには10円のマイナスです。100万円分を米ドルに替えていたとなると、損失はさらに大きくなります。
特に、高金利通貨は価格が下がりやすく、為替変動による損失リスクも高いのが特徴です。金利とリスクのバランスを慎重に見極めながら、運用する通貨を選定するようにしましょう。
100万円の資産運用におすすめの方法【ハイリターン狙い】
最後に、リスクを承知で、ハイリターンを狙っていきたい人におすすめの運用方法を紹介します。短期間で資産を増やしたい場合や資金に余裕がある場合は、選択肢に入れてみてください。
株式投資
ハイリターンを狙える運用方法のひとつが株式投資です。株式投資で得られる利益には、キャピタルゲインとインカムゲインの2種類があります。
キャピタルゲインとは、株式の売買による差益のことです。10万円で購入した株式を、15万円に値上がりしたタイミングで売却すれば、5万円が利益になります。株価が数倍になるケースも珍しくなく、過去には1年間で約100倍に急騰した事例があるほどです。売買のタイミングを見極めるには知識と経験が必要ですが、短期間で資産を倍増させることも決して不可能ではありません。
株式投資におけるインカムゲインは、配当金のことです。株式を保有しているだけで年1~2回程度、企業利益の一部を還元してもらえます。配当金の利回りは2%程度が目安なので、大きな額を稼ぐことは難しいでしょう。しかし、なにもしなくても定期的に収入を得られるため、不労所得を目指したい人にはぴったりです。
なお、株式は基本的に100株単位で購入するため、100万円の資金では手が出しにくい銘柄もあります。その際は、単元未満株の活用を検討してみてください。単元未満株とは、1株単位で購入できる株式のことです。リターンは小さくなるものの、どうしても手に入れたい高額株式がある場合や、まずは少額で始めてみたい場合などに役立てられます。
FX
ハイリターンを狙うなら、FXで資産運用することも検討しましょう。FXとは、各国の通貨を取引し、利益を得る方法のことです。株式投資と同様に、キャピタルゲインとインカムゲインを狙えます。
キャピタルゲインは、売買差益のことです。安く買って高く売れば、その差額が利益になります。また、価格が下がると予測した場合は、売りから始めて、買い戻せることも特徴のひとつです。
FXにおけるインカムゲインは、金利差(スワップポイント)を指します。FXでは2か国の通貨ペアを取引するのが基本です。そして、保有期間中は通貨間の金利差を毎日受け取れます。
なお、FXにはレバレッジと呼ばれる仕組みがあり、自己資金の最大25倍までのお金を動かすことが可能です。もちろん損失のリスクは高くなりますが、一晩で資産を大幅に増やせる可能性もあります。
仮想通貨
ハイリターンが期待できる運用方法として、近年人気を集めているのが仮想通貨です。仮想通貨は、オンライン上で使用できる通貨のことを指しますが、投資対象としても利用されています。
代表的な仮想通貨には、ビットコインやイーサリアムなどがあげられるでしょう。例えば、ビットコイン1枚の価格は当初1円以下でした。しかし、2021年には700万円を超えるなど驚異的な価格上昇を記録しています。今後同様のバブルが再来するかは不明ですが、今でも比較的値動きは激しく、ハイリターンも狙いやすいでしょう。
もちろん、仮想通貨を購入したあとに、価格が暴落する可能性もあります。資金の一部だけを仮想通貨に投資するなど、リスクヘッジしたうえでチャレンジしてみるとよいでしょう。
100万円の運用結果を利回り・年数別にシミュレーション
100万円の資金を利回り3%・5%・7%で、それぞれ10年・20年・30年運用した際の最終的な総資産額は以下のとおりです。なお、本シミュレーションでは、利益を再投資に回す複利運用を前提にしています。
3% | 5% | 7% | |
10年後 | 135 | 165 | 201 |
20年後 | 182 | 271 | 404 |
30年後 | 246 | 447 | 812 |
(単位:万円)
上記の結果をみると、利回り数%の差で、最終的な資産額は大きく変動することがわかります。運用方法を選ぶ際は、想定利回りを把握したうえで、目標額を達成できるものを選ぶようにしましょう。
また、運用期間が長くなるほど、資産の伸びも大きくなっていることがわかるはずです。利回り7%のシミュレーションでは、運用期間が10年から20年になると資産も約2倍に伸びます。そして、10年から30年になると、運用期間は3倍ですが資産は約4倍になるのです。
長期運用では、複利効果が発揮されやすくなります。複利効果とは、利益の再投資によって、利益が利益を生み出す仕組みのこと。運用期間が長ければ長いほど、資産は雪だるま式に増加していきます。
資産運用を成功させるには、利回りの大きさと運用期間の長さがカギを握ることを、しっかりと理解しておきましょう。
100万円を運用する際に活用したい制度
100万円を運用する際は、公的制度の活用をおすすめします。主にiDeCoとNISAが選択肢としてあげられるので、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
iDeCo:運用益が非課税・掛金が全額所得控除
iDeCoは公的年金制度に上乗せできる、私的年金のひとつです。iDeCo口座を使って株式や投資信託などを運用すれば、運用益がすべて非課税になります。通常、投資の運用益は約20%の税金が引かれますが、iDeCoではそのまま受け取ることが可能です。さらに、掛金が全額所得控除されるため、その分、所得税・住民税を節税できる点も大きなメリットといえるでしょう。
iDeCoで拠出できる金額は、職業などによって上限が決められています。厚生年金のある会社員や公務員は、上限が低めに設定されているので注意してください。
- 第1号被保険者(自営業など):月6.8万円
- 第2号被保険者(会社員):月1.2~2.3万円
- 第2号被保険者(公務員):月1.2万円
- 第3号被保険者(専業主婦・主婦):月2.3万円
また、iDeCoの掛金は原則60歳になるまで引き出せません。生活費や近い将来必要になるお金は別途確保したうえで、拠出金額を決めることが大切です。
NISA:運用益が非課税・いつでも引き出せる
NISAは、少額での資産運用に適した非課税制度です。NISA口座での運用益は、すべて非課税になります。また、資産はいつでも引き出せるため、iDeCoよりも利便性の面では優れているといえるでしょう。
NISAには一般NISAとつみたてNISAの2種類があり、口座開設時にどちらかを選択しなければなりません。一般NISAは非課税で投資できる枠が年120万円、非課税で運用できる期間が最大5年間です。投資対象は、株式や投資信託などから選択できます。
つみたてNISAは非課税投資枠が年40万円、非課税投資枠が最大20年間です。投資対象は投資信託に限られますが、長期・積立・分散投資に適した商品だけがラインナップされています。
一般NISAとつみたてNISAには、それぞれ異なる特徴があるため、運用目的に応じて使い分けることが大切です。例えば、投資経験者で自由に資産運用したい場合は、投資枠が大きく、投資対象も幅広い一般NISAを選ぶとよいでしょう。コツコツ着実に利益を積み上げていきたい初心者は、非課税期間が長く、投資対象もある程度絞られているつみたてNISAがおすすめです。
なお、2024年1月からは新NISAがスタートします。年間の投資枠が拡大し、非課税期間も無期限化されるなど、大幅にパワーアップするため積極的に活用してみてください。2024年までにNISA口座を保有している場合は、新NISA口座が自動的に開設されます。
100万円で効率よく資産運用するためのコツ
ここからは、100万円を効率よく運用するためのコツを紹介します。知っているかどうかで運用成果にも出てくるので、ぜひチェックしてみてください。
運用目的を明確にする
まずは、100万円の運用目的を明確にしましょう。目的が漠然としたままでは、適切な運用方法を選択できません。
具体的には、いつまでに、どのくらいの資産を築きたいのかを検討する必要があります。あわせて、リスク許容度もある程度決めておくとよいでしょう。
例えば、リスクをとってでも短期間で資産を増やしたいのであれば、FXや仮想通貨などが選択肢に入ります。長期的な視点で着実に利益を積み上げたい場合は、個人向け国債などの元本保証がある商品を運用するのもよいでしょう。
また、資産運用を進めていると、ポートフォリオが崩れたり、含み損を抱えたりすることがあります。その際も目的が定まっていれば、どう行動すべきかを迅速に判断できるでしょう。
利益はできるだけ再投資に回す
資産運用を行う際は、利益をできるだけ再投資に回すことが重要です。利益を再投資すれば、利益が利益を生み出してくれます。そのため、元手を100万円から変えなくても、資産を効率よく増やしていくことが可能です。
複利効果は、運用期間が長くなればなるほど大きくなります。そのため、できるだけ早めに着手し、運用期間を長く確保することが大切です。数年間、運用期間が伸びるだけでも、最終的な資産額は大きく変わることを覚えておきましょう。
分散投資を心掛ける
100万円の資産運用では、分散投資を心掛けましょう。分散投資とは、投資する対象やタイミングを分ける手法のことで、損失のリスクを抑える効果があります。
例えば、複数の銘柄に投資していれば、そのうち1つの価格が下落しても、ほかの投資先が損失をカバーしてくれるかもしれません。また、購入タイミングを複数回に分けておけば、短期的な価格変動の影響に左右されづらくなります。
なお、投資対象を分散させる際は、値動きの異なるものを組み合わせることが重要です。値動きが似ていると、利益だけでなく損失も大きくなってしまうことを理解しておきましょう。
まずは少額でチャレンジする
初心者の場合は、まず少額からチャレンジしましょう。運用額が大きければ損失の幅も大きくなります。運用方法によっては、100万円をすべて失ってしまう可能性も否定できません。
運用資金の上限が100万円ならば、10万円程度から始めるなど慎重にスタートすることが大切です。例えば、不動産クラウドファンディングなら1万円からでも出資できます。投資信託なら100円からでも運用可能です。選択肢は数多くあるので、まずは少額で投資に慣れることから始めましょう。
また、資産運用は長期的な視点で行うことが基本です。運用額が大きすぎると損失のリスクに耐えられず、途中で投げ出してしまうケースも少なくありません。無理のない金額で、着実に利益を積み上げることを意識してみてください。
ポートフォリオの見直しを怠らない
ポートフォリオの見直しを怠らないことも、効率よく資産運用するためのコツです。長期間運用を続けるうちに、資産のバランスは崩れてしまいます。放置してしまうと、知らぬ間に過剰なリスクを負っていたり、思うような成果が出ていなかったりするので注意してください。
例えば、AとBの商品を資産配分が50%ずつになるように購入し、その後60%と40%に崩れてしまったケースを想定してみましょう。選択肢としては、Aを10%分売却し、Bを10%分購入する方法があげられます。また、Bを10%買い足すことで、バランスを戻すことも可能です。そのときの資産状況などに応じて、適切に対応してください。
ポートフォリオを見直すタイミングに正解はありませんが、頻繁に行うと手間がかかってしまいます。半年に1回、年に1回など、負担に感じない程度の頻度をあらかじめ設定しておくとよいでしょう。
100万円で資産運用する際の注意点
資産運用を始める際には、以下の3点に注意しておきましょう。
- 資産が減少する可能性もある
- 利益が出た場合は確定申告を行う
- 資産運用は余剰資金で始める
では、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
資産が減少する可能性もある
資産運用を始めることで、反対に資産を減らしてしまう可能性もあります。投資には損失のリスクがつきものです。絶対に資産を増やせるということは、基本的にありえないことを理解しておきましょう。
例えば、株式を購入した直後に株価が暴落してしまうケースも珍しくありません。不動産投資を始めてみたものの空室が埋まらず、経費だけがかさんでいくこともあるでしょう。さらに、レバレッジを効かせて自己資金以上の額を運用している場合は、資産がマイナスになる可能性も否定できません。
大前提として、リスクとリターンは比例します。どうしても損失を出したくない場合は、元本保証のある定期預金や保険商品を選択するなど、自身のリスク許容度に応じた方法を選択することが重要です。
利益が出た場合は確定申告を行う
資産運用で利益が出た場合は、確定申告を行いましょう。投資で得た利益には、基本的に所得税・住民税が課税されます。
なお、本業の給与収入がある会社員や公務員の場合は、運用益が20万円以下なら所得税が発生せず、確定申告も不要です。100万円程度の資金が元手だと、はじめのうちは20万円に満たないことも多いので覚えておくとよいでしょう。
ただし、利益の金額に関わらず、一律10%の住民税は支払わなければなりません。少しでも利益が出た場合は、市役所などで住民税の申告を行ってください。
証券会社を利用して資産運用を始める場合は、源泉徴収ありの特定口座を開設しておくことをおすすめします。証券会社が納税を代行してくれるため、自ら確定申告を行う必要がありません。
資産運用は余剰資金で始める
資産運用は余剰資金で始めることも大切です。生活が苦しくなると、望まないタイミングで運用している商品を手放さなければならなくなります。その結果、損失が生じたり、複利効果が弱まったりする可能性もゼロではありません。
資産運用を始める際は、まず月の支出の3~6か月分にあたる生活費を確保しましょう。世帯人数が多い場合は、1年分を確保しておいてもよいかもしれません。
資金に余裕がなくなると、資産運用において冷静な判断ができなくなる点にも注意が必要です。利益を伸ばせるところを焦って利確したり、損失を取り戻そうと無理な取引をしたりして、悪循環に陥ることがあります。
まとめ
100万円の資金があれば、さまざまな運用方法が選択肢に入ってきます。それぞれリスク・リターンが異なるので、自分の運用目的に合致したものを選ぶようにしてください。
特に初心者のうちは、リスクを背負い過ぎず、少額から始められる方法を選択しましょう。ローンを組んだり、レバレッジをかけたりすると、損失のダメージも大きくなるので注意が必要です。
初心者でも無理なく始められる方法はいくつかありますが、なかでも不動産クラウドファンディングがおすすめです。不動産クラウドファンディングなら1万円程度から出資できるので、100万円あれば初期費用としても十分でしょう。また、出資後はほとんど手がかからず、自動的に分配金を得られる点もメリットです。
不動産クラウドファンディングに少しでも興味があれば、不動産BANKの公式サイトをチェックしてみてください。6%以上の高利回りが期待できるファンドが豊富にラインナップされており、口座開設も3分程度で完了します。まずは1万円からでも問題ないので、この機会に資産運用にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。