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投資コラム

500万円の資産運用のおすすめ!元本保証・10年のシミュレーションを解説

500万円の資産運用におすすめの方法を紹介します。効率よく資産を増やすためのコツや注意点なども詳しく解説するので、資産運用に少しでも不安を感じている人はぜひ参考にしてみてください。

貯金が比較的進んで余裕が出てきたり、500万円を目標に貯金をして、これから投資情報を集めたり、行動している方も多いのではないでしょうか。

そんな方に向けて、この記事では500万円の運用に役立つ情報を集めました。


この記事の概要
  • 500万円あったらすべき?
    ⇒ すべき!リスクヘッジ&投資効果が望める

  • 500万円の運用シミュレーション
    ⇒ 利回り7%なら10年で約2倍に!

  • 500万円の運用でおすすめの投資は?
    ⇒ 候補はたくさんある!特徴をまずは把握しよう

なお、おすすめの投資として不動産クラウドファンディングを紹介しています。

不動産クラウドファンディングは年利6%ほどで、運用の手間がほぼほぼかからないのが特徴。こちらも非常に良い投資先なので、ぜひ検討してみてください。

500万円を年利6%で運用すると、年間で30万円、ひと月あたり25,000円の余裕が生まれるので、かなり大きい投資効果なので、おすすめですよ。

※ 本サイトでは、資産運用についての記事を複数掲載しております。
以下の内容もぜひご参考くださいませ。

500万円あれば資産運用を始めるべき理由

まずは、500万円の余剰資金がある場合に、資産運用を始めるべき理由を解説します。資産運用のメリットを知ることは、モチベーションの向上にもつながるのでぜひチェックしてみてください。

効率よく資産を増やせる

資産運用を行うメリットのひとつが、500万円の資金を効率よく増やせることです。資産運用にはさまざまな方法がありますが、多くの場合、単に銀行で預けておくよりも高い利回りが期待できます。

2023年10月現在、定期預金の金利は0.002%程度です。500万円を1年間預けても、100円しか資産は増えません。一方、適切な方法で資産運用に取り組めば、利回り5%程度は十分狙える範囲です。1年間運用すれば、25万円の資産増加が見込めます。

もちろん、高い利回りで運用しようとすると、その分損失のリスクが高まることは理解しておかなければなりません。絶対に資産を増やせる方法は基本的に存在しないため、資産運用は余剰金を使って慎重に取り組むことが大切です。

インフレ対策になる

インフレ対策になることも、資産運用のメリットといえるでしょう。資産運用では多くの場合、現金をほかのものに変えて保有するため、日本円の価値が下がっても大きな影響を受けずに済みます。

インフレとは、物価が上昇し続ける状態のことです。例えば物価が2倍になった場合、現金の保有額は変わらないのに支払額が2倍になるため、資産は実質半減します。

しかし、資産運用の一環で不動産を購入していたとしましょう。不動産の価格や家賃はインフレとともに上昇することが多いため、資産の価値を減らさずに済む可能性があります。場合によっては、物価の上昇幅以上に資産価値が上がるかもしれません。

実際、現在の日本はインフレ基調にあります。現金だけで資産を保有するリスクは高く、資産運用に取り組むメリットは大きいといえるでしょう。

500万円を10年間運用した場合のシミュレーション

500万円を利回り3%・5%・7%で10年間運用した場合の、最終的な資産額は以下のとおりです。なお、本シミュレーションでは、利益を再投資に回す複利運用を前提にしています。

  • 利回り3%:約675万円
  • 利回り5%:約824万円
  • 利回り7%:約1,005万円

上記の結果から、資産運用においては数%の利回りの差が最終資産額に大きく影響することがわかります。もし7%で運用できた場合は、10年間で資産を2倍以上に増やすことも可能です。

ただし、想定利回りが高くなるほど、損失のリスクも大きくなります。資産運用を始める際は、投資対象の利回りを把握したうえで、目標額やリスク許容度に応じたものを選択することが大切です。

500万円のおすすめ運用方法【元本保証あり】

ここからは、500万円での資産運用におすすめの方法を解説します。まずは、元本保証のある方法を2つ紹介するので、できるだけリスクを抑えたい人は参考にしてみてください。

貯蓄型保険商品

貯蓄型保険商品であれば、損失のリスクを抑えながら資産運用ができます。貯蓄型保険商品とは、保障と貯蓄の機能をあわせもった保険のことです。具体的には以下のようなものがあげられます。

  • 終身保険:死亡保障と高度障害補償が一生涯継続する
  • 養老保険:死亡保障があり、満期を迎えると満期保険金を受け取れる
  • 学資保険:子どもの進学時などに進学金や満期保険金を受け取れる

貯蓄型保険商品の掛金を満期まで支払えば、基本的に元本割れすることはありません。しかし、中途解約した場合には、払い込んだ保険料よりも解約返戻金が小さくなり、損をする可能性があります。

貯蓄型保険商品は多くの場合、定期預金より利率が高めに設定されていることも特徴のひとつです。ただし、掛け捨て型の保険と比較して保険料が割高である点には注意してください。

個人向け国債

元本保証のある商品で資産運用したい場合は、個人向け国債も選択肢に入ります。個人向け国債とは、国が資金調達のために発行している債券のこと。元本が保証されており、保有しているだけで半年ごとに利子を受け取ることが可能です。

個人向け国債には、以下の3種類があります。それぞれ異なる特徴があるので、運用目的にあわせて適切に使い分けましょう。

変動10年固定3年固定5年
満期10年3年5年
金利半年ごとに変動固定固定
金利の下限年率0.05%

個人向け国債は、最低1万円から購入可能です。発行後1年が経過すれば、いつでも中途換金できます。中途換金した場合でも元本は保証されますが、利子が減額される点には注意してください。

500万円のおすすめ運用方法【リターン重視】

次に、リターン重視の運用方法を紹介します。ある程度のリスクはともなうことが前提になりますが、積極的に資産を増やしていきたい人は選択肢のひとつとして覚えておきましょう。

不動産クラウドファンディング

ある程度のリターンを狙いたい場合は、不動産クラウドファンディングでの資産運用を検討してみてください。不動産クラウドファンディングは、インターネット上で投資家から資金を募り、事業者が不動産を購入・運用する方法のことです。投資家に対しては、運用益の一部が出資額に応じて配分されます。

不動産クラウドファンディングは不動産を対象にした資産運用でありながら、物件の管理が不要です。すべて事業者が担ってくれるうえ、出資額以上に負担を求められることもありません。投資家がやるべきことは分配金を受け取り、運用成績をチェックする程度です。

また、不動産クラウドファンディングでは、1万円程度から出資できます。まずは少額から資産運用に慣れていきたい投資初心者でも、気軽に始められるでしょう。

不動産クラウドファンディングに出資できるサービスは数多く存在しますが、なかでも不動産BANKがおすすめです。年利6%以上が見込める高利回りのファンドが多数ラインナップされています。口座開設からファンドへの出資までスマートフォンひとつで完結できるので、面倒な手続きが苦手な人にもぴったりです。

株式投資

リターン重視の場合は、株式投資で資産運用するのもよいでしょう。株式投資とは、株式の売買差益や配当金で利益を得る方法のことです。

売買差益はキャピタルゲインとも呼ばれます。安いときに購入し、高いときに売却すれば、その差額が利益となるわけです。企業業績次第では株価が数倍、数十倍になることも珍しくありません。銘柄選定や売買のタイミングを適切に見極められれば、短期間で資産を大幅に増やすことも可能です。

配当金はインカムゲインと呼ばれます。株主は保有株数に応じて年1~2回程度、企業利益の一部を受け取ることができる仕組みです。配当金の利回りは銘柄によって異なりますが、大企業が集まる東京証券取引所プライム市場の平均値は2%程度とされています。インカムゲインだけで資産を大きく増やすには時間がかかりますが、株式を保有しているだけで利益を得られるため、不労所得がほしい人にもおすすめです。

なお、株式は通常100株単位で売買されます。1株1万円の銘柄を購入しようとすると、100万円の資金が必要になるので注意しておきましょう。多額の資金を投じることに不安を感じる場合は、単元未満株を購入するのもひとつの方法です。単元未満株であれば1株単位で売買できるので、株式投資に慣れるまでは有効に活用してみてください。

投資信託

500万円の資産運用におすすめしたい方法のひとつが投資信託です。投資信託とは、投資家から集めた資金を元手に、投資のプロが株式・債券・REITなどを運用する金融商品のこと。投資信託の保有者には、運用益の一部が分配されます。

投資信託のメリットは、専門家に運用を一任できることです。豊富な知識と経験を持ったファンドマネージャーが投資先や運用方針などをすべて決めてくれるため、投資家がやるべきことはほとんどありません。投資信託を購入したあとは、定期的に分配金が手に入ります。利回りは銘柄によって異なりますが、4%を目安に考えておくとよいでしょう。

また、投資信託は多くの場合、複数の投資対象で構成されている点も魅力のひとつです。投資先が分散することによって、いずれか1つが大きく値下がりしても、ほかの投資対象が損失をカバーしてくれる可能性があります。

なお、投資信託の取引手数料は無料に設定されているケースもありますが、運用を専門家に任せるための手数料は原則必要です。信託報酬と呼ばれるもので、投資信託を保有している間は、保有額の0.5~2.0%程度を支払い続けなければなりません。長期運用が基本の投資信託では数%の手数料が最終的な利益を大きく左右するため、できるだけ信託報酬が低い銘柄を選ぶことが大切です。

不動産投資

500万円の資金があれば、不動産投資で資産運用することも選択肢に入れられるでしょう。不動産投資とは土地や建物を購入し、貸し出すことで賃料を得る方法のこと。売買差益を狙うこともできますが、家賃収入で利益をあげるケースが一般的です。

不動産投資では、数百万~数千万円規模の初期費用が必要になります。しかし、500万円の元手があれば、ローンを組んだとしても返済の負担をある程度抑えられるでしょう。

不動産投資の利回りは、5%程度がひとつの目安です。戸建・一棟マンション・区分マンションなど、どの物件に投資するかによっても利回りは変わってくるので、投資対象は慎重に選択してください。

不動産投資では物件の管理が必要ですが、手数料を支払えば不動産会社に委託できます。収益が落ちてしまうデメリットはあるものの、管理委託をうまく活用すれば、投資に時間をかけられない人でも無理なく始められるでしょう。

また、家賃収入は下落しにくい傾向があります。長期的に安定した利益を得られる点も不動産投資のメリットです。

外貨預金

外貨預金で500万円を運用する方法もあります。外貨預金とは、日本円を外国の通貨に変えて預金することです。

低金利の日本では、メガバンクの定期預金金利も0.002%程度にとどまっており、銀行に預けてもほとんどお金は増えません。日本より高い金利の通貨で預金すれば、効率よく利息を稼げるのです。

外貨預金で適用される金利は、通貨の種類や預入期間によって異なります。例えば、米ドルを1年間定期預金すれば金利5%程度は狙えるでしょう。高金利通貨で知られるトルコリラなら10%以上も期待できます。

ただし、外貨預金には為替レートの変動による、損失のリスクがある点に注意しなければなりません。例えば、1ドル=140円でドルを購入したとしましょう。その後、ドルの価値が下がり、1ドル=130円になると10円分損したことになります。特に高金利通貨は価値が下がりやすいので、購入する通貨の種類やタイミングについて慎重に判断しましょう。

FX

ある程度リスクをとってでも、大きなリターンを狙いたい場合は、FXで資産運用するのもよいでしょう。FXは各国の通貨を売買することによって、利益を得る方法のことです。株式投資のように、キャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙えます。

キャピタルゲインとは、売買差益のことです。購入時よりも価格が上がったタイミングで売却すれば、その差額が利益になります。今後価格が下がると予想した場合は、「売り」から始められる点もFXの特徴です。

また、一般的にFXは、月曜の朝から土曜の朝まで24時間取引ができます。株式投資のように取引時間が平日に日中に限定されていないので、早朝や深夜帯など本業に支障が生じない時間を有効活用できるはずです。

FXにおけるインカムゲインは、金利差のことを指します。FXでは、2か国の通貨をペアで売買するのが基本です。そして、通貨ペアを保有している間は毎日、通貨間の金利差を受け取れます。通貨ペアの保有量が多いほど得られる金額も大きくなるため、500万円あればインカムゲインだけで生活することも不可能ではないでしょう。

なお、FXには自己資金の25倍までの金額を動かせる「レバレッジ」という仕組みがあります。500万円あれば1億円以上のお金を使って取引できるため、短期間で資産を急増させることも可能です。しかし、その分高いリスクも伴います。資産をすべて失ってしまう可能性も否定できないため、資金管理には十分注意してください。

仮想通貨

500万円の元手があれば、仮想通貨による資産運用も選択肢のひとつです。仮想通貨とは、オンライン上で利用できるデジタル通貨のこと。取引量に応じて価格が日々変動するため、投資対象としても人気を集めています。

2023年10月現在、仮想通貨は2万種類以上に及びますが、国内の取引所に上場しているのは20~30種類程度です。代表的な仮想通貨としては、ビットコインやイーサリアムなどがあげられます。

仮想通貨の特徴は、価格変動が比較的激しい点です。例えば、ビットコインの価格は2020年3月から2021年11月までの約1年半で、10倍以上に上昇しました。今後、仮想通貨バブルがいつ再来するかは不明ですが、ポートフォリオのひとつに仮想通貨を入れておくことも検討してみてください。

ただし、値動きが激しいということは、損失のリスクも大きいということです。リスクヘッジには十分注意しながら、運用することを心掛けましょう。

500万円を運用する際に活用したい公的制度

ここからは、500万円を運用する際に活用したい公的制度を解説します。よりお得に資産を増やせる可能性があるので、積極的に活用してみてください。

iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、公的年金に上乗せできる私的年金のひとつです。毎月一定額を拠出し、株式や投資信託などを運用します。

iDeCoを利用するメリットは主に2つです。1つは、掛金が全額所得控除になること。所得税や住民税は所得額に応じて課税されます。掛金を控除して所得を減らすことができれば、その分、税金を減額できる仕組みです。

もう1つのメリットは、運用益が非課税になること。通常、投資で得た利益には20.315%の税金が課せられるため、100万円の利益が出ても手元に残るのは約80万円です。一方、iDeCo口座で運用すれば、100万円をそのまま受け取れます。

メリットの多いiDeCoですが、原則として資産は60歳になるまで引き出せない点に注意してください。普段の生活費や不測の事態に備えたお金を、iDeCoで拠出することはおすすめしません。

なお、iDeCoの拠出金額は、職業などによって上限が決められています。公的年金が充実している会社員や公務員の掛金上限は、低めに設定されているのが特徴です。

  • 第1号被保険者(自営業者など):6万8,000円
  • 第2号被保険者(企業年金がない会社員):2万3,000円
  • 第2号被保険者(企業型DCのみに加入している会社員):2万円
  • 第2号被保険者(上記以外の会社員・公務員):1万2,000円
  • 第3号被保険者(専業主婦・主夫など):2万3,000円

NISA(少額投資非課税制度)

NISA(少額投資非課税制度)は、個人投資家のための税制優遇制度です。あらかじめ定められた投資額・期間の範囲内で得られた運用益が、すべて非課税になります。

NISAには一般NISAとつみたてNISAがあり、どちらを使って運用するかを選択しなければなりません。

一般NISAは非課税で投資できる上限が年120万円、非課税で運用できる期間が最大5年間です。投資対象は、株式や投資信託など複数の金融商品から選択できます。

つみたてNISAは非課税投資枠が年40万円、非課税期間が最大20年間です。投資対象は、金融庁の基準をクリアした投資信託だけがラインナップされています。

2024年1月からは、新NISAがスタートすることも覚えておきましょう。一般NISAは成長投資枠、つみたてNISAはつみたて投資枠に移行し、それぞれ併用できるようになります。さらに、年間の投資枠が拡大し、非課税期間も無期限になるなど、より自由度の高い制度に改変されるため積極的に活用しましょう。

なお、NISA口座を保有している場合は、自動的に新NISA口座が開設されるうえ、保有商品も引き続き非課税で運用できます。

500万円の資産運用を成功させるためのコツ

次に、500万円の資産運用を成功させるためのコツを解説します。少しでもリスクを抑えて、効率よく資産形成を進めていくためにも、しっかりとポイントを押さえておきましょう。

利益は積極的に再投資する

資産運用で効率よく資産形成するためには、利益を積極的に再投資することが重要です。利益の再投資によって、利益が利益を生み出す複利効果が期待できます。

運用期間が長くなるほど、資産が雪だるま式に増えていくのが複利効果の特徴です。たとえば、500万円を利回り5%で5年間運用した場合、1年ごとの利益と総資産額は以下のようになります。

年間利益総資産額
1年目25525
2年目26551
3年目28579
4年目29608
5年目30638

単位:(万円)

運用年数が長くなるほど、1年間で得られる利益が増えていくことがわかります。仮に同様の条件で30年間運用を続けた場合、年間利益は100万円以上です。複利効果を最大限に活かすためにも、資産運用にはできるだけ早めに取り掛かることをおすすめします。

最終的な目標額を事前に設定しておく

500万円の資産運用を成功させるためには、最終的な目標額を事前に設定しておくことも大切です。明確な目的がなければ、どのような方法で運用することが適切かを判断できません。

資産運用を始めるまでに、いつまでに、どの程度まで資産を増やしたいのかを検討しておきましょう。リスク許容度も同時に設定しておけば、今後の行動指針がより明確になるはずです。

また、資産運用においては、どのタイミングで利益を確定させるのか、損失がいくらになったら手を引くのかなど、さまざまな判断が求められます。その際も、目標額を事前に設定しておけば、達成状況にあわせて最善の方法を選択できるでしょう。

ポートフォリオを定期的に見直す

ポートフォリオを定期的に見直すことも、資産運用を成功させるためのコツといえるでしょう。長期的に資産運用に取り組んでいると、時間の経過とともに資産配分は崩れていきます。資産配分が崩れたまま放置した場合、想定していたほど利益が出なかったり、過剰なリスクを背負ってしまったりするおそれがあるので注意してください。

リバランスの方法は主に2パターンあります。1つは、割合が増えてしまった商品を売却し、割合が減ってしまった商品を購入する方法です。全体の運用額を変えたくない場合に有効な方法といえます。

もう1つは、割合が減ってしまった商品を買い増して、全体のバランスを調整する方法です。資産運用に回せる余剰金が出てきた場合は、積極的に試してみてください。

ポートフォリオを見直すタイミングは、あらかじめ決めておくことをおすすめします。どの程度の頻度が好ましいかは人によって異なりますが、初心者のうちは四半期に1回、年に1回など負担にならない程度に設定しておくとよいでしょう。

分散投資をする

資産運用においては、分散投資を徹底することも大切です。投資対象を複数に分けていれば、損失のリスクを抑えられます。

たとえば、株式投資を行う際、1つの銘柄に集中投資すると値上がりしたときの利益は大きくなりますが、株価が下落すると資産を大幅に失ってしまうでしょう。一方、複数の銘柄に投資していれば、そのうち1つの価格が暴落しても、ほかの投資先が値上がりして損失をカバーできるかもしれません。

また、投資対象だけでなく、時間を分散することもリスクヘッジに有効な手段です。売買のタイミングを複数回に分けておけば、短期的な価格変動の影響を受けにくくなります。

500万円で資産運用する際の注意点

ここでは、500万円で資産運用する際の注意点を紹介します。資産運用を始めてから後悔することのないように、あらかじめ最低限の知識は身につけておきましょう。

資産運用は余剰金で行う

まず、資産運用はあくまでも余剰金で行うことが重要です。資産運用にお金を回し過ぎると生活費が足りなくなり、運用中の商品を手放すことになってしまいます。

貯蓄が500万円あるからといって、丸々資産運用に投じることはおすすめしません。おおよそ半年分の生活費は現金で確保したうえで、余ったお金を資産運用に活用してください。ただし、適切な貯蓄額は人によって異なります。家族がいる場合などは、生活費1年分程度を貯めておくほうがいいかもしれません。

生活が苦しくなると、損失が生じたときに無理やり取り戻そうとして、冷静な判断ができなくなることもあります。その結果、さらなる損失を生んでしまうケースも考えられます。まずは精神的に余裕がもてる金額で運用を始めましょう。

リスクとリターンは比例する

資産運用において、リスクとリターンは基本的に比例します。大きな利益を狙おうとすると、損失のダメージも大きくなることを理解しておきましょう。例えば、FXでレバレッジをかければ一晩で資産を倍増させることもできますが、500万円すべてを失う可能性もゼロではありません。

これから資産運用を始める初心者の場合は、まず5%程度を目安にしてみてください。資産運用に慣れてくれば、より高い利回りを実現させることも可能ですが、当面は利益を着実に増やす経験を積みましょう。リスク許容度が低い人であれば、1~3%程度の利回りを狙ってみたり、元本保証のある商品を運用したりするのもいいかもしれません。

まとめ

500万円の余剰資金がある場合は、積極的に資産運用を始めてみましょう。単に預金しているだけでは、お金はほとんど増えません。将来に向けた資産を効率的に築いていくためには、資産運用が必要不可欠です。

ただし、資産運用には損失のリスクがともないます。そのため、目標額やリスク許容度に応じた方法を選択することが重要です。

資産運用の方法は多岐にわたりますが、投資初心者には不動産クラウドファンディングをおすすめします。1万円程度の少額から出資できるうえ、出資後はほとんど手をかけずに済むため、投資の知識がなくても気軽に始められるでしょう。

不動産クラウドファンディングにチャレンジする際は、ぜひ不動産BANKを利用してみてください。不動産BANKでは、東京圏の厳選された中古一棟不動産が豊富にラインナップされています。6%以上の高い利回りが期待できるものばかりなので、500万円の資金があれば資産を大きく増やせるかもしれません。口座開設もスマートフォンひとつで手軽に完了するため、この機会に資産形成の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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